プジョー・シトロエン、2010年のニューモデルを明らかに
「3008」「RCZ」「C3」「DS3」を投入



 プジョー・シトロエン・ジャポンは11月26日、2010年の製品投入予定を明らかにした。

 これによると、プジョーブランドからは、「3008」と「RCZ」の2台が、シトロエンブランドからは「C3」と「DS3」の発売が予定されている。

 「3008」は308シリーズのクロスオーバーモデル。欧州では3月のジュネーブ・モーターショーで発表された。日本には2010年6月頃に投入される予定で、1.6リッター直列4気筒ガソリンターボのEP6CDTエンジンと6速ATを搭載する。最大出力は115kW(156PS)/5600rpm、最大トルクは240Nm/1400rpm。ちなみにこの6速ATは新開発のもので、308CCにも搭載し、発売する予定だ。

 「RCZ」は2009年8月に発表されたスタイリッシュな2+2の小型スポーツクーペ。日本には2010年7月頃に導入される予定。フロントに横置きされた1.6リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンで、前輪を駆動する。エンジンは200PSと156PSの2種類をラインアップ。200PSには6速MTが組み合わされ、左ハンドルモデルのみ用意される。156PSは6速ATを組み合わせ、右ハンドルモデルのみとなる。

 シトロエン・ブランドの2台は、どちらも9月のフランクフルト・モーターショーで発表されたばかりのモデル。

 「C3」はBセグメントの5ドアコンパクトカー。「Zenith(ゼニス、天頂の意)」ウインドーと呼ぶ、ドライバーの頭上に及ぶ広大なフロントウインドーを備えたルーミーなキャビンと、高品質のインテリアを持つのが特長。1.6リッターの120PSエンジンに4速ATを組み合わせる。2010年6月に導入される予定。

 「DS3」は、「C」シリーズよりも上級に位置づけられる「DS」シリーズの嚆矢となるモデル。グラスキャビンの上にルーフが浮かんで見えるようなスタイリングで、ルーフとボディーを塗り分ける。このルーフとボディーの色、ドアミラー、ホイール、ダッシュボード、シフトノブをパーソナライゼーションできるのが特長。2種類のエンジンと、2種類のトランスミッションが導入される予定。

(編集部:田中真一郎)
2009年 11月 27日