日産自動車は12月1日、新型軽自動車「ROOX（ルークス）」を発売した。価格は124万4250円～171万4650円。加えて、オーテックジャパンはハイウェイスターシリーズベースの特別仕様車「アーバンセレクション」を発売した。価格は171万9900円～196万9800円。いずれもターボ車を除く自然吸気エンジン搭載車は「環境対応車普及促進税制（エコカー減税）」に適合し、自動車取得税と自動車重量税が50％軽減される。

　ROOXは、スズキ「パレット」のOEMモデルで、アクティブな家族が毎日楽しく使える快適で便利な車を目指し、ゆとりある室内空間や低床による乗降性の高さを実現したモデル。グレードはE、G、ハイウェイスター、ハイウェイスターターボの4モデル。

　ボディーカラーはE、Gがスノーパールホワイト、シルキーシルバー、ブルーイッシュブラック、クリアベージュ、ブルームピンク、アクアベールブルーの6色。ハイウェイスターシリーズはスノーパールホワイト、シルキーシルバー、ブルーイッシュブラック、クリアベージュ、ルナグレー、ミステリアスバイオレットの6色を設定する。

E（2WD）。ボディーカラーはブルームピンクで内装色はベージュ
G（2WD）。ボディーカラーはアクアベールブルーで内装色はベージュ
ハイウェイスター（2WD）。ボディーカラーはルナグレーで内装色はブラック
ハイウェイスター ターボ（2WD）。ボディーカラーはスノーパールホワイトで内装色はブラック

　車体サイズは3395×1475×1735（1745）mm（全長×全幅×全高、カッコ内は4WD車）で、ホイールベースは2400mm。室内高を1365mm、室内長を2085mmとし、軽自動車で最大級の室内空間を確保した。また、リアのステップ地上高を2WD車（FF）で340mmと低床にしたほか、ドアを全開の状態でロックする「スライドドアストッパー」や、半ドア状態から自動で全閉する「スライドドアクローザー」を全車に標準装備した。インテリジェントキーで操作できる「パワースライドドア」は、Gとハイウェイスターの後席左側に、ハイウェイスターターボは後席両側にそれぞれ装備する。そのほか、ラゲッジルームの地上高も535mmとし、大容量に加えて荷物の出し入れも配慮するなど、利便性の高いものとなっている。

インテリジェントキーで操作できる「パワースライドドア」	リアのステップ高を低く抑え、乗り降りがしやすいものとしている

　E、Gのインテリアは開放感のあるベージュカラーで、ハイウェイスターシリーズはスポーティなブラックを採用。いずれもシート地はファブリックで、ファインビジョンメーターのほかメッキやピアノブラック調のフィニッシャーをあしらい、高級感を演出。快適装備ではプッシュスターターや保冷機能付き助手席アッパーボックスを全車に装備する。

　エンジンはE、G、ハイウェイスターが直列3気筒 DOHC 660ccを搭載し、最高出力は40kW（54PS）/6500rpm、最大トルクは63Nm（6.4kgm）/3500rpm。ハイウェイスターターボは直列3気筒 DOHC 660ccターボを搭載し、最高出力は47kW（64PS）/6000rpm、最大トルクは95Nm（9.7kgm）/3000rpm。トランスミッションはアイドリング中に無駄な燃料消費を抑えるニュートラル制御を採用した「副変速機構付CVT」を全車に装備し、燃費性能を向上している。

シートアレンジも多彩

インテリジェントキー	ハイウェイスターシリーズのファインビジョンメーター	E、Gシリーズのファインビジョンメーター
プッシュエンジンスターター	保冷機能付き助手席アッパーボックス	助手席アンダーボックス
シートを倒した際のラゲッジルームは広く、27インチサイズの自転車も積むことができる

特別仕様車「アーバンセレクション」

　アーバンセレクションは、エクステリアに専用の光輝モール（フロントバンパー/バックドア）やガンメタリック塗装のグリル、リング状に点灯するホワイトリングイルミ付きフォグランプ、専用エンブレムを装備するほか、インテリアでは運転席と助手席の足下を8色の光で照らす「マジカルイルミネーション」を採用し、個性豊かな仕上がりをみせる。

　また、モニターに高精細のタッチパネル式7インチワイドVGAを採用した12セグ/ワンセグ地デジ対応の40G HDDカーナビを標準装備。iPodやSD/SDHCメモリーカードにも対応する。

内外装に専用装備を採用する