アストンマーティン、「DBS」「V12ヴァンテージ」に「カーボンブラック・スペシャルエディション」
50時間の手作業で塗装されるカーボンパターンの専用ペイント

V12ヴァンテージ・カーボンブラック・スペシャルエディション

2009年12月18日(現地時間)発表



 英アストンマーティンは12月18日(現地時間)、フラッグシップスポーツカー「DBS」と「V12ヴァンテージ」の「カーボンブラック・スペシャルエディション」を発表した。発売時期は明らかにされていない。価格は来年発表される予定で、ベース車両より約5%高くなる見込みとしている。

 日本でのDBS(クーペ)の価格は、6速MTが3318万3150円、6速ATが3377万1150円。V12ヴァンテージは未導入。

 ベースモデルに専用のカーボンブラックメタリック塗装を施し、専用装備を搭載した特別仕様車。カーボンファイバーパターンを持つこのペイントには、延べ50時間の手作業を必要とすると言う。

V12ヴァンテージ・カーボンブラック・スペシャルエディション

 V12ヴァンテージの外装には、ブラックメッシュとカーボンでブラックアウトされたサイドストレイク、マットブラック仕上げの10本スポークアルミホイール、光沢仕上げのグリルとフロントパーキングセンサーが与えられる。

 内装はオブシディアンブラックのレザーに、シルバーの粗目のステッチがやはり手作業で施される。トリムとセンターコンソールがピアノブラックになるほか、アノダイズドブラックのトレッドプレートなどを用いて黒基調でまとめられる。

 また、シートはカーボンファイバーとケブラーを採用することで標準モデルより17kg軽量化されている。

 V12ヴァンテージには 700Wプレミアムオーディオシステム、DBSにはバング&オルフセン「BeoSound DBS」が装備される。

 なお、欧州のカーボンブラック・スペシャルエディションのオーナーは、アストンマーティンのパフォーマンスドライビングコースを無料で体験できる。

DBSカーボンブラック・スペシャルエディション

 DBSは2007年に発売されたグランドツアラーで、クーペまたはコンバーチブルのボディーに6リッターV型12気筒エンジンを搭載する。

 V12ヴァンテージは、2009年に発売されたスーパースポーツモデル。エンジンはDBSと同じ6リッターV型12気筒だが、アルミとカーボンを多用して軽量化されている。

(編集部:田中真一郎)
2009年 12月 21日