メルセデスGPでミハエル・シューマッハが復帰
チームパートナーはニコ・ロズベルグ

メルセデスGPでの参戦が決まったミハエル・シューマッハ

2009年12月23日発表(現地時間)



 F1のメルセデスGPは12月23日(現地時間)、史上最多の7回のシリーズチャンピオンに輝いた実績を持つミハエル・シューマッハ(40歳)を、2010年のシルバーアローチームの正ドライバーとして迎えることを発表した。チームパートナーとなるのは24歳のニコ・ロズベルグ。

 シューマッハは、1991年よりF1で活躍し、全248戦に出走、内68戦でポールポジション、154戦で表彰台に上り、91戦で優勝を遂げている。今期、フェラーリのフェリペ・マッサが事故により欠場した際には、その代役としての復帰が期待されたが、2輪レースの事故による首の痛みで断念していた。

 シューマッハは「メルセデスGPは、私に新しい挑戦を与えてくれた。これは、私のレース人生の新章の幕開けであり、古くからの友人であるロス・ブロウンと、メルセデスジュニアプログラム時代からの仲間とともに戦えることを楽しみにしている」と述べた。

 チームメイトのロズベルグは「ミハエルがF1に復帰し、メルセデスGPに来ることはとても幻想的なことだ。最高のドライバーと常に共に戦えることは、僕にとって大きな挑戦になる。ミハエルが速さを失っておらず、強力なパートナーとなることを確信している」と述べている。

 メルセデスGPのチーム代表であるロス・ブロウンは、「ミハエルとニコは、その才能と経験、速さと若さをミックスし、最高のパートナーとなることを信じている」と言い、メルセデスベンツ モータースポーツを率いるノルベルト・ハウグは、「2010年がどうなるのか楽しみだ。19年前メルセデスジュニアプログラムから巣立った彼が、我々のチームと共に戦うことをうれしく思う。彼は最も成功したF1ドライバーだ」と述べた。

(瀬戸 学)
2009年 12月 24日