AAAL、4月28日を「洗車の日」とし、キャンペーンを実施
4月1日~5月31日の期間で無料冊子の配布など

記者発表の模様

2010年1月15日発表



 オートアフターマーケット活性化連合(AAAL)は1月15日、昨年に引き続き4月28日をよいツヤの日ということで「洗車の日」とし、4月1日~5月31日に、全国のオートバックスやイエローハットなど加盟団体の販売店でキャンペーンを行うと発表した。

 AAALは、自動車用品小売業協会(APARA)や全国自動車用品工業会(JAAMA)、日本オートケミカル工業会(JACA)など、自動車や2輪車向け用品の製造や販売にかかわる7団体が加盟する組織。洗車をクルマいじりの基本と考え、昨年より市場を牽引するきっかけとして、洗車の日を作り、キャンペーンを行っている。

オートアフターマーケット活性化連合 会長 住野公一氏自動車用品小売業協会 副会長 鍵山幸一郎氏は、同協会傘下の販売店全店を挙げてキャンペーンに取り組みたいと言う
日本オートケミカル工業会 副理事長 棚橋公三氏は、洗車がクルマいじりの基本であるとアピール全国自動車用品工業会 副理事長 西脇保彦氏は、ETC割引効果で車中泊用品が注目されていると述べ、洗車の日をきっかけに店頭に足を運んでもらい新たな用品を知ってもらえればとした

 AAALの代表である住野公一氏は、現在の自動車業界全体の不況が、経済的な問題だけでなく、すでに自動車が各家庭に行きわたったことにあると言う。そうなると、クルマを買い換えることが販売台数の増加に繋がるが、一方で資源・ゴミといった問題が解決できないとし、「これからは1つの物を長く使っていくというモデルに転換すべき」「AAALとしても長く乗っていくために我々が何をお手伝いできるのかという方向に軸足を移している」と述べた。

 「昔は、ディストリビューターの調整なども自分たちで行っていたが、今のクルマは手が出せなくなってきている。ボンネットを開けて眺めて終わり。でも、せめて外側は自分で触れるのではないか」と述べ、洗車がメンテナンスの基本だとした。さらに洗車を通じて、クルマのキズや異常を見つけたり、あるいは家族で洗車をすることで、家族のコミュニケーションのきっかけになったりもすると述べ、また、新規顧客層に店頭に足を運んでもらう上でも、最も入門となる洗車をクローズアップすることで「少しでもクルマを好きな人が増えてもらいたい」とした。

昨年のキャンペーンで配布した無料冊子。今年はカー用品の紹介も行う

 キャンペーンは、全国の関連小売店で実施し、昨年と同様「洗車読本」という初心者にも分かりやすく洗車の方法を指南した無料冊子を配布するほか、のぼりで洗車の日をアピール。さらに新たな試みとして、洗車読本に掲載している洗車グッズには、店頭で告知できるPOPを作成し、販売店で展示する。また、昨年は洗車のことだけを掲載した洗車読本だが、今年はドライブに役立つカー用品などもあわせて紹介すると言う。

 昨年は準備期間の不足などにより、販売店によってはキャンペーンの実施が徹底されていなかった部分もあるとして、今年は全店でキャンペーンの実施を徹底すると言う。また、キャンペーンの期間や内容については、大枠は4月1日~5月31日になるが、詳細な日程や、キャンペーンにあわせたセールの実施などは、各販売店にゆだねるとしている。

(瀬戸 学)
2010年 1月 22日