レッドブル、稚内で氷上ドリフト・イベント開催 ニュージーランドのプロ・ドリフト・ドライバーがFD3Sで挑戦 |
レッドブル・ジャパンは1月29日~2月1日、北海道稚内市で、氷上ドリフトイベント「Red Bull Drift-n-Ice」(レッドブル・ドリフト・オン・アイス)を開催、ニュージーランドのプロ・ドリフト・ドライバー、マイク・ウィデット選手が、マツダRX-7(FD3S)で初めて氷上ドリフトに挑戦した。
稚内市郊外の湖沼、大沼の凍結した湖上で開催されたドリフトイベント。同所では毎年、氷上トライアルレース「大沼スノーアタック」が開催されているが、Red Bull Drift-n-Iceはこのイベントの併催となった。
ウィデット選手は1981年生まれ。2006年にドリフト・レーサーになり、2009年のニュージーランド・ドリフト選手権で優勝している。2010年はフォーミュラ・ドリフトUSAとD1ニュージーランド・ナショナル・ドリフティング選手権に参戦する。
マイナス6度の凍てついた大沼で、豪快なドリフトを披露するウィデット選手とRX-7 |
“マッド・マイク”ウィデット選手 |
アグレッシブなドライビング・スタイルと、“マッド・マイク”の異名を持つウィデット選手だが、スパイクタイヤでの氷上走行は初めて。このため、氷上走行の経験を持つ日本のドリフト・ドライバー、吉岡“トシキング”稔記選手がアドバイザーを務めた。
使用した車両は2WD(FR)のマツダ「RX-7」(1994年式)を、ウィデット選手が乗り慣れている仕様に再現したもの。同選手はマシンに乗り込むや否や、氷上ドリフトを何度も経験しているようなスムーズかつパワフルな走りを披露。撮影用クレーンやカメラマンすれすれのドリフトを連発し、吉岡選手のマシンとのツインドリフトも決めたと言う。
ウィデット選手は生まれて初めての氷上ドリフトについて「氷の上での運転を表現しようとしても、他に例えられるものがないな。舗装道路での運転とはまったく違ったテクニックが要求される。スパイクタイヤのトラクションも初体験だったけど、4日間運転することができたので、4日目には氷上での運転にも慣れてスピードも上がり、本当に楽しかったよ」と語ったと言う。
今年秋頃にはレッドブル・ドリフト世界選手権の開催が予定されており、ウィデット選手も参加する。
吉岡“トシキング”稔記選手がアドバイザーとして参加、マイク選手とのツインドリフトを披露した |
(c)Red Bull Photofiles
(編集部:田中真一郎)
2010年 2月 12日