日産、アブダビで新型SUV「パトロール」を公開 新開発5.6リッター直噴ガソリンエンジン搭載 |
日産自動車は2月13日(現地時間)、アラブ首長国連邦のアブダビにおいて、中近東で4月に発売する新型SUV「パトロール」を公開した。
初代パトロールは1951年に販売され、その走破性と信頼性は気候条件の厳しい中近東地域をはじめ、世界中で高い評価を受けていると言う。国内においては、後期は「サファリ」として販売されていたが、2007年でその販売を終了し、海外専用車として輸出されていた。
7代目となる新型パトロールは“大地の英雄”をコンセプトに中近東市場へ向けて開発。走行性能と耐久性を高いレベルに進化させるとともに、基本骨格となるプラットフォームも新しいものを用いて、広い室内空間とオンロードでの安定性を確保したとしている。
エンジンには新開発のV型8気筒5.6リッター直噴ガソリンエンジン(VK56VD)にVVEL(バルブ作動角・リフト量連続可変システム)を搭載し、トランスミッションには7速ATを採用。車体のねじれを制御する「油圧式車両挙動制御システム」を世界初搭載し、オールモード4×4と組み合わせることで、高いオフロード性能と、オンロードでの高い静粛性を両立したと言う。
(編集部:谷川 潔)
2010年 2月 15日