警察庁、2009年中の暴走族の実態および取り締まり結果 集会・走行回数は横ばい、騒音関係違反の検挙人数は増加 |
2010年2月18日発表
警察庁は2月18日、2009年中の暴走族の実態および取り締まり結果について発表した。発表によると、い集(集会)・走行回数は2008年と比べ4回ほど増えた3572回となっているものの、2005年の4569回と比べると約1000回ほど減っており、減少傾向にあると言い、参加人員数、参加車両台数、110番通報件数はいずれも昨年より減っている。
また、グループ数および暴走族構成員数は減少傾向にあり、取り締まりについても検挙件数・人員とも減少し、共同危険行為などの禁止違反で1事件あたりの検挙人員数が減少していることからグループの小規模化が反映されているとする。ただし、騒音関係違反については、検挙人員が3年連続で増加している。
区分/年別 | 2005年 | 2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 |
い集・走行回数 | 4569 | 4730 | 4174 | 3568 | 3572 |
参加人員数 | 6万903 | 5万4434 | 4万9379 | 4万1806 | 3万5247 |
参加車両台数 | 3万8294 | 3万4984 | 3万2573 | 2万5896 | 2万3180 |
110番通報件数 | 7万3364 | 6万5520 | 6万4057 | 5万7593 | 5万5549 |
グループ数 | 956 | 847 | 767 | 651 | 583 |
構成員数 | 1万5086 | 1万3677 | 1万2584 | 1万1516 | 1万454 |
構成員数少年比(%) | 50.1 | 47.7 | 47.3 | 48.2 | 51.7 |
道路交通法検挙人員(人) | 4万7945 | 3万9418 | 3万3648 | 3万2963 | 2万9534 |
道路交通法検挙人員中の 共同危険行為(人) | 3221 | 2939 | 2619 | 2833 | 2405 |
道路交通法検挙人員中の 騒音関係違反(人) | 3177 | 2438 | 2885 | 2942 | 3035 |
刑法犯・そのほか検挙人員(人) | 3791 | 3425 | 2994 | 2791 | 2636 |
(編集部:谷川 潔)
2010年 2月 18日