NEXCO西日本、3月開通の「第二京阪道路」通行料金に期間限定割引 開通時間は3月20日15時に決定 |
NEXCO西日本(西日本高速道路)は、3月20日に開通する「第二京阪道路」枚方東IC(インターチェンジ)~門真JCT(ジャンクション)間の開通時間を15時と決定すると同時に、通行料金と、期間限定の割引制度を発表した。
なお第二京阪道路と並走する一般道は同日14時、副道は同日朝から順次開通する。
第二京阪道路は京都(巨椋池IC)と大阪(近畿自動車道 門真JCT)を結ぶ全長約28.3kmの道路で、6車線の自動車専用道路と2~4車線の一般道を備える。京都側は阪神高速8号京都線につながっており、ここから枚方東ICまでがすでに開通している。
併せて、第二京阪道路開通区間の料金と、周辺道路からの交通分散を図るための割引制度を発表した。用意されるのは「第二京阪連続利用割引」「第二京阪ネットワーク割引」「近畿道乗継利用割引」「枚方東IC期間限定割引」「寝屋川北IC期間限定割引」。いずれも期間限定で、「第二京阪連続利用割引」「第二京阪ネットワーク割引」「近畿道乗継利用割引」は2018年3月31日まで、「枚方東IC期間限定割引」「寝屋川北IC期間限定割引」は2011年3月31日までとなっている。
各割引の詳細は図表とNEXCO西日本のリリースを参照されたいが、例えば「第二京阪連続利用割引」の場合、巨椋池IC~第二京阪門真IC間の普通車の通常料金1250円が1000円となる。これは第二京阪道路と並行する名神高速道路の、京都南IC~吹田IC間の料金1000円に合わせたもの。
また「第二京阪ネットワーク割引」は、名神高速道路の彦根ICから近畿自動車道の東大阪北ICを移動した場合、第二京阪道路を経由すると普通車の通常料金4100円が3500円となる。これは、名神高速道路を経由した場合の料金3500円と同額になる。
いずれも、周辺道路との料金格差をなくし、名神高速などの通行車両を第二京阪へ誘導・分散する狙いがある。
なおこれらの割引は、いずれもETC車のみが対象となり、各種ETC時間帯割引と重複して適用される。ただし適用の優先順位はETC時間帯割引のほうが低い。また、第二京阪道路は全線「大都市近郊区間」となり、時間帯割引もこれに順じて適用される。
割引名称 | 対象走行 | 割引内容・区間 | 割引額 | 実施期間 |
第二京阪連続利用割引 | 久御山南 / 巨椋池 / 巨椋池本線 / 宇治西 / 笠取 / 久御山淀IC←→寝屋川北IC / 第二京阪門真IC / 門真JCT | 第二京阪道路料金を一定額割引 | ▲250円 | 2018年3月31日まで |
第二京阪ネットワーク割引 | 大山崎JCT以東の各IC←→門真JCT | 第二京阪道路料金等を名神吹田IC発着料金と同額になるよう割引 | 発着ICによって割引額は異なる | |
近畿道乗継利用割引 | 京田辺松井 / 枚方学研 / 交野南 / 寝屋川南IC←→東大阪JCT(阪神高速乗継) | 近畿道料金を最大50%割引 | ▲250円 | |
枚方東IC期間限定割引 | 京田辺松井以北の各IC←→枚方東IC | 第二京阪道路料金を一定額割引(暫定料金の据置) | ▲250円 | 2011年3月31日まで |
寝屋川北IC期間限定割引 | 京田辺松井 / 枚方学研 / 交野南IC←→寝屋川北IC | 第二京阪道路料金を一定額割引 | ▲250円 |
(編集部:田中真一郎)
2010年 2月 22日