パナソニック、HDDカーナビ「ストラーダ」3モデル 新ナビ機能「ストラーダチューン」を搭載したほか、音楽CDの非圧縮録音も可能に |
パナソニック オートモーティブシステムズは、HDDカーナビ「ストラーダ(Strada)」3モデルを6月下旬に発売する。価格はすべてオープンプライスだが、店頭予想価格は20万円~28万円前後。
品名 | 品番 | 店頭予想価格 | 発売日 |
7V型ワイドVGAインダッシュ 地上デジタルTV/AVシステムDVD/CD内蔵HDDカーナビステーション(Bluetooth内蔵) | CN-HX910D | 28万円前後 | 6月下旬 |
7V型ワイドVGAモニター 2DIN AVシステム地上デジタルTV/DVD/CD内蔵HDDカーナビステーション(BluetoothR内蔵) | CN-HW890D | 21万円前後 | |
7V型ワイドVGAモニター 2DIN AVシステム地上デジタルTV/DVD/CD内蔵HDDカーナビステーション | CN-HW860D | 20万円前後 |
CN-HW890D |
ストラーダは60GBのHDDを搭載し、モニターに7型WVGA(800×480ピクセル)ディスプレイを採用した、同社のカーナビラインアップでミドルクラスに位置づけられるモデル。地デジチューナーは4チューナー×4アンテナによるキャリアダイバーシティ方式を採用。4つのアンテナ間の電波強度差を順位付け、独自のアルゴリズムで合成して電波受信を最大化し、広範囲に渡ってフルセグ受信を可能にしたと言う。
ナビゲーション機能では、新機能「ストラーダチューン」を搭載。「有料道路優先」「道幅優先」「抜け道優先」といった各条件の優先度合いを自分好みに調整し、ルート探索に反映させたり、ルート案内中の分岐音声案内の頻度が調整できる「ルートチューン」、「カーブ案内」「合流案内」「レーン案内」「踏切案内」「事故多発地点案内」の設定も容易にする「ガイダンスチューン」、道路の色や文字サイズもカスタマイズでき、組み合わせにより昼・夜モードでそれぞれ64通りの設定を可能にしたと言う「マップチューン」を利用できる。
ETC専用のIC(インターチェンジ)「スマートIC」を考慮したルート探索も可能とし、高速道路をより効率的に利用できるものとした。
AV機能では、音楽CDをHDDに非圧縮録音できるとする「CD音質」モードを搭載。また、圧縮録音の際は低下した音質を快適なサウンドで楽しめる「快適メモリーミュージック」モードを「音の匠」に追加。この「音の匠」サウンドはイコライザー調整も可能にしている。
CN-HW860D |
また、高精度音響DSPを採用し、高精度デコーディング技術により、幅広い帯域の音で高音質化を追求した。アンプの最大出力は50W×4ch。
そのほか、純正ステアリングに装備するスイッチ類でオーディオの操作を可能にする「学習型ステアリングスイッチ設定」機能を搭載。キー電圧学習型で、主要国産車に幅広く対応すると言う。
CN-HX910D、CN-HW890DはBluetoothユニットを本体に内蔵し、携帯電話のハンズフリー通話や、音楽データのワイヤレス再生のほか、ナビゲーションからBluetooth対応携帯電話を経由し、自宅のエアコンや照明のON/OFF切り換え、ネットワークカメラで撮影した自宅内の静止画像を確認することも可能としている。
なお、別売りの専用ケーブルを使えば、DSRC(Dedicated Short Range Communication:狭域通信システム)サ―ビスに対応した、単体発話型DSRC車載器「CY-DSR1000D」(3月23日発売)との接続も可能。
本体サイズは、CN-HX910Dが178×188×50mm(幅×奥行き×高さ)、CN-HW890DとCN-HW860Dは178×180×100mm(同)。
(編集部:小林 隆)
2010年 3月 16日