日産、EV「リーフ」を英国で生産 2013年から。リチウムイオンバッテリーも |
サンダーランド工場 |
日産自動車は3月18日、電気自動車(EV)「リーフ」を、2013年から英国サンダーランド工場で生産すると発表した。
リーフは、2010年後半から日米欧での発売が予定されており、2012年には全世界で発売する。生産は、2010年後半には追浜工場で、2012年には米国テネシー州スマーナ工場で開始され、英国、ポルトガルなどでも生産する予定と発表されていた。
サンダーランド工場での当初の生産規模は年間約5万台。工場内では日産とルノー向けのリチウムイオンバッテリーの生産も行い、その施設は4月に着工される。バッテリーの生産規模は年間で車両6万台分。
リーフとバッテリーの生産のための投資額は計4億6820万ユーロ(約581億円)以上。このため、英国政府から2310万ユーロ(約28億円)の事業投資援助を受け、欧州投資銀行から最大2億2000万ユーロ(約273億円)の融資枠を確保している。
サンダーランド工場は、1984年に設立され、累計560万台を生産してきた。従業員数は4100名。2009年はキャシュカイ(日本名:デュアリス)、キャシュカイ+2、ノート、マイクラ(日本名:マーチ)を、計33万8000台生産した。
(編集部:田中真一郎)
2010年 3月 18日