日産、電気自動車用急速充電器3製品を発売 CHAdeMOプロトコル準拠で他社製電気自動車も利用可能 |
日産自動車は5月21日、電気自動車用急速充電器3製品を発売した。価格は147万円~173万2500円で、全国の日産部品販売で購入でき、1年間のメーカー保証も付く。
この電気自動車用急速充電器は、同社が12月に予定している電気自動車(EV)「リーフ」の発売に先駆けるもので、EVの充電方式の標準化を目的とした「CHAdeMO(チャデモ)協議会」のプロトコルに準拠。日産のEVだけでなく、他社製のEVにも対応する。
出力電圧はいずれも最大DC500Vと同様で、標準仕様に比べ高温地仕様は仕様温度範囲の上限を10度、寒冷地仕様では下限を10度広げている。主な仕様は下記のとおり。
標準仕様 | 高温地仕様 | 寒冷地仕様 | |
型式 | NSQC-44-A-1 | NSQC-44-B-1 | NSQS-44-C-1 |
価格 | 147万円 | 173万2500円 | 154万3500円 |
定格入力 | 49kW 3相AC200V | ||
出力電圧 | DC500V最大 | ||
出力電流 | DC125A最大 | ||
給電用コネクター | JEVS G 105-1993準拠品 | ||
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 750×640×1700mm | 1050×640×1700mm | 750×710×1700mm |
使用温度範囲 | -10~40℃ | -10~50℃ | -20~40℃ |
対策 | 冷却装置装備 | ヒーター装備、耐冷仕様ケーブル |
また日産では、リーフ発売までに全国の日産ディーラー全店舗(約2200店舗)に普通充電器を設置するとし、その内約200店舗にはこの急速充電器が設置される。半径40km圏内に急速充電器設置店を1店舗用意することで、ユーザーが快適にドライブできる環境を提供するとしている。
(編集部:谷川 潔)
2010年 5月 21日