北関東自動車道が2011年ゴールデンウィーク前に全線開通
建設中の太田桐生IC~佐野田沼IC間の完成により

太田桐生IC~佐野田沼IC間の現況。この開通で北関東自動車道総延長約150kmが全線開通する

2010年5月25日発表



太田桐生IC~佐野田沼IC間の開通で、栃木県庁から群馬県庁までの走行距離は6km短縮、所要時間は25分短縮すると言う

 NEXCO東日本(東日本高速道路)は5月25日、北関東自動車道(北関東道)太田桐生IC(インターチェンジ)~佐野田沼IC間を、2011年のゴールデンウィーク前に開通すると発表した。この開通により、常磐自動車道~東北自動車道~関越自動車道を結ぶ北関東道総延長約150kmは全線開通する。

 北関東道は群馬県、栃木県、茨城県の主要都市と茨城港を結び、東京から100~150km圏を結ぶ環状道路。開通予定日が発表された延長18.6㎞の太田桐生IC~佐野田沼IC間は、かねてから2011年中ごろに完成予定と発表されていたが、当該区間の最後のトンネルが3月に貫通し、工事が順調に進んでいることから開通予定日を早めた。

 NEXCO東日本によれば、北関東道が全線開通すると前橋~宇都宮~水戸間の移動時間は次のとおりになり、前橋~宇都宮間は約2時間、宇都宮~水戸間は約1時間20分、水戸~前橋間は約2時間それぞれ短縮されることになる。


区間開通前所要時間開通後所要時間
前橋~宇都宮間約3時間30分約1時間30分
宇都宮~水戸間約2時間50分約1時間30分
水戸~前橋間約4時間30分約2時間

(編集部:小林 隆)
2010年 5月 25日