三菱自動車工業は、コンパクトカー「コルト」と「コルトプラス」を一部改良し、6月3日から発売。また、コルトの特別仕様車「Clean Air Edition」を7月1日から発売する。

コルト特別仕様車 「Clean Air Edition」	コルトプラス 「Cool Very」	コルト特別仕様車 「Limited」

■コルト、コルトプラス
　コルトの「Very」「Cool Very」「1.3RX」の2WD（FF）車は、発電制御の導入とオルタネーターの効率アップなどにより、平成22年度燃費基準＋25％を達成し、エコカー減税（75％軽減）に適合。コルトの「Very」「Cool Very」「1.3RX」の4WD車と、コルトプラスの「1.5RX」は、点火プラグの変更などにより、10・15モード燃費を0.2km/Lから0.4km/L向上させた。

　コルトプラスの「Very」「Cool Very」は、搭載エンジンの排気量を1.3リッターに変更。2WD車は、 発電制御の導入とオルタネーターの効率アップなどにより、平成22年度燃費基準＋25％を達成して、エコカー減税（75％軽減）に適合。また4WD車は、点火プラグの変更などにより、平成22年度燃費基準＋15％を達成して、エコカー減税（50％軽減）に適合した。

　ボディーカラーは、コルト、コルトプラスともに「アクアメタリック」を廃止し、新たに「チタニウムグレーメタリック」を設定した。さらにモデル展開が見直され、コルトの「1.5C」が廃止された。

　コルト「RALLIART Version-R」は、特別仕様車で採用している「RALLIARTスポーツマフラー」をメーカーオプションで設定した。

■特別仕様車「Limited」
　コルトの特別仕様車「Limited（リミテッド）」も一部改良を施し、引き続き販売する。2WD車は、発電制御の導入とオルタネーターの効率アップなどにより、燃費が0.5km/L改善されて21.5km/Lとなり、平成22年度燃費基準＋20％を達成した。

　また、オプション展開が見直され、メーカーオプション設定の電動格納式リモコンドアミラー、マルチモードキーレスエントリーシステム＋セキティーアラーム、UV＆ヒートプロテクトガラス（ウィンドシールド/フロントドアガラス）＋撥水フロントドアガラスなどパッケージで装備する「コンフォートパック」が廃止された。

■特別仕様車「Clean Air Edition」
　コルトのVeryをベースに、抗アレルゲンアイテムとして、フロント/リアシートとアームレスト上面の表皮材に、花粉やダニなどのアレルゲンの活動を約99％抑制（社内測定値）する抗アレルゲン加工を施した「抗アレルゲン加工シート」を採用し、エアコンのフィルターには、天然成分の酵素と、スキンケア成分の尿素をもとに作られた「バイオクリアフィルター」を標準装備した。

　また、成約者には、車室内に浮遊するウィルスの作用を抑制し、浮遊カビ菌や、花粉やダニなどのアレルゲン、タバコなどの匂いを分解・除去する 「車載用プラズマクラスターイオン発生器」をプレゼントする。

　インテリアは、インストルメントパネルのセンターパネル両サイドに、明るい白木目調のパネルを採用し、爽やかで上質感のある室内空間とした。ボディーカラーは、「サクラピンクメタリック」、「クールシルバーメタリック」、「ホワイトパール（有料色）」、新色の「カワセミブルーメタ リック」の4色展開としている。

　なお、コルトとコルトプラスは「最長10年10万km特別保証延長」の対象となる。