日産、GT-Rオーナーロイヤリティプランを拡充
認定中古車専用フレッシュアップキットの設定など

GT-R

2010年7月30日発表



 日産自動車は7月30日、GT-Rオーナーに向けたロイヤリティプランを拡充すると発表した。GT-Rは2007年12月に発売され、3年目を迎えたことで中古車市場での増加が予想される。今回の新ロイヤリティプランは、GT-Rの中古車をより良質で資産価値の高い中古車として提供するために設定し、11月以降に導入していく予定。以下のポイントからなっている。

GT-R認定中古車制度の改定
 GT-R特別査定基準を導入し、GT-RのバージョンアップキットやGT-R特約サービス工場の車両保証継続部品を装着することで、性能向上している車両には加点を行い、保証の継承が不可能となるような不正改造の有無やサーキット走行後の点検実施有無、GT-R特別点検実施有無などをチェックし、未実施車両は減点する。

 従来は初年度登録から3年以内かつ走行距離が2万km以内の車両を認定基準としていたが、ニュルブルクリンクサーキットでの走行をはじめとした耐久試験の結果などにより、初年度登録から5年以内、かつ累計走行距離が10万km以内の車両であることを認定基準に変更した。

 また、認定中古車購入者向けにフロントショックアブソーバーやトランスミッションマウントなど2010年モデルに装着された部品セット「認定中古車フレッシュアップキット(仮称)」を設定し、車両を購入した中古車センターで購入・装着が可能なようにする。価格は11月以降の発表となり、全国の「日産ハイパフォーマンスセンター」などで案内される。

 そのほか、カーミナル東京(東京都武蔵村山市)への認定中古車フラッグシップショップの開設、1年間、走行距離無制限の「中古車ワイド保証」の設定などを行い、認定中古車の魅力を高めていく。

(編集部:谷川 潔)
2010年 7月 30日