三菱、軽乗用車、軽商用車、8車種を一部改良
全車「最長10年10万km特別保証」の対象に。軽キャンパーも発売

「eKワゴン」と「eKスポーツ」

2010年8月5日~発売
62万1000円~215万3000円



 三菱自動車工業は同社の軽乗用車「eKワゴン」「eKスポーツ」「トッポ」「i(アイ)」「パジェロミニ」「タウンボックス」全6車種と、軽商用車「ミニキャブトラック」「ミニキャブバン」を一部改良し、8月5日より発売する。「トッポ」のみ8月23日の発売となる。

 また、ミニキャブトラックの特別仕様車としてシルバーボディーの「銀トラ」を設定するほか、初回車検までの各種点検を無料で付与したeKワゴン、トッポの特別仕様車「Joy Field」も引き続き販売。そのほか、タウンボックスをベースに三菱自動車カーライフプロダクツが開発した特装車「タウンボックス キャンパー」も同日発売する。

 一部改良に伴い、全車で「最長10年10万km特別保証」の対象としている。その他の詳細な変更や価格は以下のとおり。

eKワゴン・eKスポーツ
 メーター部に、低燃費運転ができている際に点灯するECOランプを追加。eKワゴンに初回車検までの各種点検「ハーティプラスメンテナンスIしっかりパック」を無料で付帯した特別仕様車Joy Fieldも同様の変更を受けて引き続き発売される。また、eKスポーツのボディー色では、ミディアムグレーメタリックを廃止し、チタニウムグレーメタリックを新たに追加した。

 価格はeKワゴンが98万2000円~124万5000円、特別仕様車のJoy Fieldが89万9000円~107万4000円。eKスポーツが127万6000円~156万円。

eKワゴン GSインパネメーター内にECOランプを追加
シートフューエルキャップに紐がついた
eKスポーツ RSインパネメーターはセンターレイアウト
メーター内にECOランプを追加シート

トッポ
 メーター部に、低燃費運転ができている際に点灯するECOランプを追加。初回車検までの各種点検「ハーティプラスメンテナンスIしっかりパック」を無料で付帯した特別仕様車Joy Fieldも同様の変更を受けて引き続き発売される。また、「S」グレードを廃し、「G」グレードにはデジタルスピードメーター+アナログタコメーターを採用。ボディー色はミディアムグレーメタリックを廃止し、チタニウムグレーメタリックを新たに追加している。

 価格は105万6000円~157万5000円、特別仕様車のJoy Fieldが97万8000円~110万4000円。なお、トッポは8月23日発売となる。

トッポ Gメーター内にECOランプを追加
インパネGグレードはデジタルスピードメーター+アナログタコメーターにシート
トッポ ROADEST Gインパネシート

i(アイ)
 メーター部に、低燃費運転ができている際に点灯するECOランプを追加。また、「Vivace(ビバーチェ)」グレードに7インチワイドディスプレイを持ったSSD(Solid State Drive)カーナビ「三菱マルチエンターテイメントシステム」とリアドアスピーカーを標準装備した「Vivace+navi」グレードを設定した。価格は122万4000円~160万2000円。

i Vivace+naviメーター内にECOランプを追加インパネ
Vivace+naviグレードには三菱マルチエンターテイメントシステムとリアドアスピーカーを標準装備フューエルキャップに紐がついた

パジェロミニ
 メーター部に、低燃費運転ができている際に点灯するECOランプを追加。また、「Navi Edition VR」「Navi Edition X」グレードに撥水フロントドアガラス、メッキ&親水ドアミラーを標準装備。「Navi Edition X」にはABSも標準装備とした。価格は124万1000円~169万6000円。

パジェロミニ EXCEEDメッキタイプのドアミラー。フロントドアガラスは撥水タイプドアミラーのミラー部は親水となる
メーター内にECOランプインパネシート

タウンボックス
 「LX」グレードでエンジンのフリクション低減などを行い、10・15モード燃費を0.4km/L向上。また、ボディー色では、ミディアムグレーメタリックを廃止し、チタニウムグレーメタリックを新たに追加した。価格は133万4000円~162万8000円。

タウンボックス RXインパネシート

ミニキャブトラック
 エンジンのフリクション低減などを行い、10・15モード燃費を0.4~0.8km/L向上。「CL」グレードと「CDエクシードパッケージ」のシートバック側面部をビニールからニットへと変更した。価格は62万1000円~112万4000円。

 特別仕様車の「銀トラ」も追加。「VX-SE」グレードをベースに専用のボディー色「クールシルバーメタリック」を採用。ドアミラーもボディーと同色とした。またヘッドライトを光輝タイプとし、フロントグリルをメッキとしている。銀トラの価格は82万2000円~104万8000円。

ミニキャブトラック 銀トラ光輝タイプのヘッドライトとメッキのフロントグリル
ドアミラーはボディーと同色インパネ

ミニキャブバン
 エンジンのフリクション低減などを行い、10・15モード燃費を0.4~0.8km/L向上。全席においてシート表皮をニットに変更した。価格は92万6000円~138万6250円。

特装車「タウンボックス キャンパー」
 タウンボックスをベースに、車中泊向けに架装した特装車。後席折りたたみ時に後部に2名分のベッドを設け、また、車中泊の際の断熱やプライバシー保護にも役立つシェードカーテンを標準で装備。さらにポップアップルーフ仕様車では、最大2170mmもの室内高が確保でき、車内で立ったまま着替えなどをすることができる。さらに10Lの給排水タンクやサブバッテリー、300Wまでの100V電源が使える正弦波インバーターなどを備えたギャレー&シンク、食事などにも便利なテーブルカウンター、窓枠に装着可能な防虫ネットなども用意される。価格は138万6500円~215万3000円。

タウンボックス キャンパー ポップアップルーフ仕様窓ガラス部を覆い、断熱するシェードカーテンセット4人乗車時の後席
後席を倒せば2人分のベッドスペースができるベッド。ギャレーやテーブルがない仕様の場合は、その部分にもマットが用意されるギャレー&シンク。サブバッテリーやインバーターなど電源も充実
オートキャンプ場などでは外部電源も接続できるポップアップルーフ仕様もある車内から見たポップアップルーフ。開口部は1425×700mmだ

(瀬戸 学)
2010年 8月 5日