レクサス（トヨタ自動車）は8月25日、「IS350」「IS250」をマイナーチェンジし、コンバーチブルモデルに「IS350C」を新設定したほか、「IS250C」「IS F」を一部改良して発売した。価格は、IS350が496万円～541万円、IS250が398万円～488万円、IS350Cが620万円、IS250Cが495万円、535万円、IS Fが790万円。

　今回のマイナーチェンジでは、レクサスのデザインフィロソフィー「L-finesse（エル・フィネス）」の表現を強化し、全車のヘッドランプにL字型のLEDポジショニングランプを新採用。ステアリングスイッチベースなどにアルミ調加飾を追加している。

　新たに追加されたコンバーチブルモデルのIS350Cは、最高出力234kW（318PS）/6400rpm、最大トルク380Nm（38.7kgm）/4800rpmを発生するV型6気筒 DOHC 3.5リッターエンジンを搭載。6速ATと組み合わされ後輪を駆動する。ボディーカラーはIS250C同様、新色のラピスラズリマイカを含む全9色を設定。すべての窓を一括で開閉できるスイッチを装備し、利便性を向上している。

　また、IS350、IS250に、LFAを頂点とする“F”のコンセプトを継承し、走りを楽しめるというスポーティバージョン“F SPORT”を新設定。このF SPORTでは、コイルスプリングやショックアブソーバーに加え、リアのスタビライザーやブッシュなどを含めた、トータルチューニングを施したサスペンションを装備している。また、専用18インチアルミホイールを採用するほか、専用のフロントグリル、スポイラー（フロント・リア） 、“F SPORT”エンブレムを施したフロントフェンダーを装備する。

ヘッドランプ部に新設されたL字型のLEDポジショニングランプ	IS250“version L”（インテリアカラー：ブラック）	IS250“F SPORT”（インテリアカラー：ブラック）

　ISシリーズのフラッグシップモデルであるIS Fでは、サスペンションのコイルスプリング、ショックアブソーバーやブッシュ類、リアサスペンション キャンバー角度などのセッティングを変更し、より軽快な走行を実現したと言い、HDDナビゲーションのGPSによる位置確認機能により、利用可能エリアに入るとIS Fのポテンシャルを引き出しサーキット走行が楽しめる「サーキットモード」を新設定している。

　なお、IS250の2WD車では、エンジン・トランスミッション・オルタネーターなどの制御を改良し、10･15モード燃費を従来型比＋0.4km/Lの12.2km/Lにし、エコカー減税（環境対応車 普及促進税制）50％減税対象車となっている。