富士通テン、シリーズ初のPND製品を含む「イクリプスLite」4製品
PNDモデルにはバックカメラ付きの「EP001C」をラインアップ

バックカメラ付きのPND「EP001C」

EP001、EP001C:2010年11月上旬発売
AVN110M、AVN110MBC:2010年10月上旬発売
各オープンプライス



 富士通テンは、カーAV&ナビゲーションシステム「ECLIPSE(イクリプス)」の2010年秋モデルとして、PND(Personal/Portable Navigation Device)、AVナビ(AVN Lite)と、それぞれのバックアイカメラパックを加えた4機種を“イクリプスLite(ライト)シリーズ”として発売する。

 PNDモデルの「EP001」と、そのバックアイカメラパック「EP001C」は11月上旬発売、AVナビの「AVN110M」と、そのバックアイカメラパック「AVN110MBC」は10月上旬に発売し、価格はいずれもオープンプライス。また、EP001用のオプションとしてPNDバックアイカメラ用延長/変換コード「BEX001」(3150円)、乗せ替え用取付キット「CR001」(6825円)、PND用別売GPSアンテナ「GPS001」(3150円)、PND用別売ACアダプター「AC001」(3675円)を11月上旬に発売する。

商品名型番店頭予想価格発売日
フラッシュメモリ内蔵 ワンセグ 5.0ワイドQVGAナビゲーションシステム
バックアイカメラパック
EP001C7万円前後11月上旬
フラッシュメモリ内蔵 ワンセグ 5.0ワイドQVGAナビゲーションシステムEP0015万5000円前後
メモリーナビゲーション内蔵 ワンセグ/CD 7.0ワイドQVGA AVシステムAVN110M8万5000円前後10月上旬
メモリーナビゲーション内蔵 ワンセグ/CD 7.0ワイドQVGA AVシステム
バックアイカメラパック
AVN110MBC10万円前後

EP001、EP001C
 EP001、EP001Cは、イクリプスシリーズ初のPND製品。特にEP001Cは、PNDで初のバックカメラ付き製品になると言う。ディスプレイには、5V型ワイド液晶(480×272ピクセル)を採用し、画面デザインはメニュー画面などのよく使うボタンを大きく表示することで、同社のAVN Liteゆずりの分かりやすいものにしたとする。

 Bluetooth機能も搭載し、携帯電話でのハンズフリー通話に対応。マイクを内蔵しているため、別途配線の必要もない。このBluetooth機能を使って、携帯電話経由でのオンデマンドVICSの渋滞情報を取得可能としている。

 AV機能としては、ワンセグ受信に対応するほか、microSDカード経由での静止画(JPEG、GIF)表示が可能。電源はDC12~24Vのシガーソケットに対応し、内蔵リチウムイオン電池による最大約3時間のバッテリー駆動も可能となっている。

 本体サイズは、139.1×24.6×90.7mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は310g。取り付け用の吸盤式クレードルが付属する。

 EP001Cに付属のバックカメラは、1/4インチカラーCCD(約27万画素)。カメラ画角は水平135度、垂直105度となり、バックギアと連動して画面が切り替わるほか、本体横のスイッチ操作でも切り替えることができる。なお、駐車のガイドラインは表示されない。

EP001、EP001Cでは、分かりやすい大型ボタン表示をメニュー画面に用いるバックカメラ画面
AVN110MBCでは、バックカメラが付属する

AVN110M、AVN110MBC
 AVN110M、AVN110MBCは、7.0型ワイド液晶(480×272ピクセル)を搭載した2DINカーナビ。バックライトをLEDとすることで、バックライトの消費電力を従来モデルから約60%低減した。画面デザインに関しては、従来モデルで好評の2画面表示を継承し、時計表示サイズを大きくすることで見やすいものにしたと言う。

 AV機能に関しては、ワンセグ受信に対応するほか、AM/FMチューナーを搭載。音楽CDの再生も可能で、別売のケーブルを利用することでUSBメディア(MP3、WMA)や、iPhone/iPodの音楽データの再生もできるようになった。最大出力48W×4(4Ω)のアンプを内蔵する。

 本体サイズは、180×165×100mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.3kg。AVN110MBCは、バックアイカメラが付属し、バックギアと連動して画面が切り替わり、駐車ガイドラインも表示される。

AVN110M、AVN110MBCは、2DIN一体型となっており、音楽CD利用時には液晶画面がフラップ状に開くAVN110MBCのバックカメラ画面。駐車ガイドラインが表示される

(編集部:谷川 潔)
2010年 9月 14日