プジョー、パリモーターショーで「508」をワールドプレミア
2011年初頭に欧州市場へ投入

パリモーターショーでワールドプレミアとなる508(写真はステーションワゴン)

2010年9月30日~10月17日開催



 プジョーは、パリモーターショー(プレスデー:9月30日~10月1日、一般公開日:10月2日~17日)に、「508」「3008 Hybrid4」「iOn」を出展すると発表した。

 508は、セダンとステーションワゴンの2モデルを用意する大型ラグジュアリーカーで、パリモーターショーで世界初公開される。欧州市場向けのモデルは仏レンヌで生産され、2011年初頭に投入予定。

 プジョーブランドの新世代のデザインを採用し、スタイリッシュでありながら力強さも表現したと言う。全長はセダンが4790mm、ステーションワゴンが4810mm。

 エンジンは2種類のガソリンエンジンと、4種類のディーゼルエンジンをラインアップし、ディーゼルモデルはアイドリングストップ機構「e-HDi」を備える。さらに、市場投入後の数カ月後には前輪をエンジン、後輪をモーターで駆動するハイブリッドシステム「ハイブリッド4」を搭載するモデルをリリースする予定。ハイブリッドモデルの最高出力は147kW(200bhp)としている。CO2排出量は99g/km。

508 セダン
508 ステーションワゴン

 3008 Hybrid4は世界初のディーゼルハイブリッドモデル。120kW(163bhp)を発生する2リッターディーゼルエンジンと最大容量27kW(37bhp)を発生する電気モーターを組み合わせ、システム全体の最高出力は200bhpとした。100km走行するのに必要な軽油は3.8Lで、CO2排出量は99g/km。

 iOnは、三菱自動車工業の電気自動車「i-MiEV」のOEMモデルで、欧州で2010年末から1カ月500ユーロで利用できるリースを開始する予定。

 そのほか、クルマやスクーター、自転車チャイルドシートなどの部品をレンタルするサービス「Mu by Peugeot」の紹介や、“Peugeot Scooters”ブランドの新型電動スクーター「e-Vivacity」などが展示される。

3008 Hybrid4
iOn

(編集部:小林 隆)
2010年 9月 17日