フォルクスワーゲン、「クロスポロ」のイベント「CITY×CAMP」
クロスポロと六本木で1日キャンプ活動

2010年9月18日開催
東京 六本木ヒルズアリーナ



 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは9月18日、「CITY×CAMP」を東京 六本木ヒルズで開催した。

 6月に発売されたコンパクトクロスオーバー「クロスポロ」のプロモーションイベントで、インターネットと都会の真ん中でキャンプの気分を味わおうというもの。

 クロスポロは現行ポロをベースに、車高を上げ、クロスオーバー風のエクステリアを与えたクロスオーバーカー。しかし駆動系は2WD(FF)のままで、真剣にオフロードを走るよりは、都会でアウトドア気分を楽しむ、遊び心を持ったクルマと言える。

 実用車のイメージが強いフォルクスワーゲンには珍しいクロスポロゆえ、CITY×CAMPもクルマのイベントとしては一風変わったものになった。

 まず7月12日に、マイクロブログサービス「Twitter」を利用した、インターネット上の仮想キャンプ場「バーチャルCITY×CAMP」を開設。ここで開かれるさまざまなイベントにTwitterを介して参加すると、抽選で120名が9月18日の「リアルCITY×CAMP」に無料で参加できるという仕組みが採られた。

 リアルCITY×CAMPは、六本木ヒルズアリーナに作られた会場で、Tシャツ作り、ドラムサークル、フォトオリエンテーリングの3つのアウトドアアクティビティと、ランチやライブを楽しめる。

 六本木ヒルズアリーナには、タープが張られ、その下にソファやデッキチェアが並べられた。各アクティビティの間には1時間の休憩があり、そこでは各自思い思いの席でランチやドリンク、軽食を楽しめた。当日は9月とはいえ晴天で気温が高かったが、六本木ヒルズアリーナはちょうと日陰になっており、アリーナを吹き渡る風が心地よく、デッキチェアで昼寝をする参加者の姿も見られた。

会場の六本木ヒルズアリーナ。池の中央のステージにクロスポロを展示
もう1台、会場の外に飾られたクロスポロ。自由に触れることができたステージのある池を囲むように、タープとソファ、デッキチェアなどを設置。思い思いの席で都会のキャンプ活動を楽しむ。アクティビティの会場はこの周りに作られている
展示された2台のクロスポロは、いずれもマグマオレンジ。展示車に合わせて、会場にはオレンジをテーマにした花が飾られ、スタッフのTシャツなどもオレンジで揃えられた。ランチのメニューも、オレンジ野菜と挽肉のドライカレー、オレンジパプリカとトマトのパスタ、ビタミンオレンジのシーフードマリネとオレンジづくし

 昼前から始まったイベントだが、3連休の初日とあって参加者の出足は遅め。それでもアクティビティの開始時刻には多数の参加者が集まり、3組に分かれてそれぞれのアクティビティを楽しんだ。

 キャンプの締めは、シークレットライブ。当日明かされたアーティストはスターダストレビュー。全員がフォルクスワーゲンに乗っていたというスターダストレビューは「今夜だけきっと」「木蓮の涙」「夢伝説」といったおなじみの曲をはじめ、アンコールを含めて8曲を演奏。ドラムサークルを指導したパーカッショニストのペッカー氏と、ドラムサークルの参加者から選ばれた7名も演奏に加わり、会場を大いに盛り上げた。

 もちろん会場にはクロスポロの実車も展示されていて、自由にさわれるようにはなっていたが、メインはクルマというよりアクティビティ。クルマのイベントなのにクルマに乗らないわけだが、都会のど真ん中での1日キャンプ活動は、まさにクロスポロの“正しい使い方”を体現したような1日となった。

Tシャツ作りの会場テンプレートの上から絵の具をのせてTシャツに模様を転写する
ドライヤーで乾かしてアイロンをあてて完成
用意されたさまざまなテンプレートで、好きなTシャツをデザインする。いくつかの絵の具を同時に乗せて転写するのもOK
スタンプでお手軽にパターンを作ったり、腕に覚えがあれば布用のペンでイラストを描くのもアリ
ドラムサークルは指揮者の指示でドラムを叩いて、参加者全員で合奏する。指揮者はオルケスタ・デル・ソルのパーカショニスト、ペッカー氏。用意された様々なドラムから好きなものを選んで叩く
椅子の上に置かれたさまざまな打楽器を置いておき、その周りをぐるぐる回る。止まったところにあった打楽器を演奏するゲーム。それぞれ演奏方法が違ううえに、中にはどうやったら音が出るのか分からないものもラッパーが飛び入りで参加
フォトオリエンテーリングは、参加者1組に1台ずつニコンのデジタル一眼レフ「D5000」が貸し出され、会場のクルマや六本木ヒルズの展望台、屋上などで自由に撮影するイベント。最低限の使い方、撮り方はインストラクターが教えてくれる。撮影した画像はUSBメモリーに入れてもらえるうえ、アリーナの大スクリーンにも映された
ラストはスターダストレビューのライブ。ただでさえ盛り上がる根本要氏のトークと演奏に、ペッカー氏とドラムサークル参加者が飛び入りで、会場は大盛り上がり

(編集部:田中真一郎)
2010年 9月 22日