J.D.パワー、軽自動車の魅力度評価でゼストが2年連続1位
2010年日本軽自動車商品魅力度(APEAL)調査

モデル別ランキング

2010年9月30日発表



 J.D.パワー アジア・パシフィックは9月30日、「2010年日本軽自動車商品魅力度(Automotive Performance, Execution and Layout、略称APEAL)調査」の結果を発表した。

 この調査は、2009年10月から2010年3月の間に軽自動車を新車で購入したユーザーを対象に、2010年5月に郵送調査を実施し、3812人から回答を得ているもの。調査対象の車両は7メーカー、34モデルになる。

 調査項目は、軽自動車の特性を「外装」「内装」「収納とスペース」「オーディオ/エンターテインメント/ナビゲーションシステム」「シート」「空調」「運転性能」「エンジン/トランスミッション」「燃費」「視認性と運転安全性」の10 カテゴリーに分類し、合計89 項目について実際に所有しているモデルを評価してもらう。

各要素を同社独自に重み付けして、ポイントが算出されている。外装を最も重視しているのが分かる

 その結果を同社が独自に重み付けしたポイント算出法に従い、総合スコアを算出。その結果本田技研工業の「ゼスト」が2年連続の1位となった。獲得ポイントは、1000ポイント満点で718ポイント。業界平均は672ポイントとなっている。

 この要因について、同社は「2008年12月のマイナーチェンジで新たに設定されたゼストスパークが高い評価を得ており、また、ゼスト全体に占めるゼストスパークの割合が2009 年の43%から2010年には79%に増加したこともランキングで1位をキープした要因となっている」と分析している。

 2位はダイハツ工業の「ミラココア」(702ポイント)、3位は日産自動車「ルークス」(696ポイント)。ミラココアは外装の獲得ポイントがもっとも高く、ルークスは広い室内空間がユーザーから高く評価されていたと言う。

(編集部:谷川 潔)
2010年 9月 30日