ヤナセ、サーブの新車販売を再開
「9-3X」「9-5」も投入

9-3カブリオレ

2010年10月1日開始



 ヤナセは10月1日、サーブの新車販売を再開すると発表した。販売する車種は9-3シリーズ。

 ヤナセグループでは1997年からサーブの販売を行ない、累計で1万4580台を販売してきたが、サーブの経営権の移行に伴なって日本への輸入が中止され、ヤナセでは2010年6月以降、新車販売を中止していた。

 再開は、スウェーデンのサーブ・オートモービル・エービー(Saab Automobile AB)とピーシーアイが、日本の輸入総代理店の契約を締結し、さらにヤナセグローバルモーターズとピーシーアイの間で販売店契約を締結が行われたため。

 再開後のサーブの新車販売は、全国24カ所のヤナセ・サーブネットワーク販売店が担当する。6月以降も継続されていたサーブ車のアフターサービスは、これまでと変わらずに全国78の拠点で行われる。

 取り扱い車種は「9-3スポーツセダン」「9-3スポーツエステート」「9-3カブリオレ」で価格は379~654万円。今後、年内にはクロスオーバータイプの「9-3X」(520万円)を投入する予定。2011年初めには、13年ぶりにモデルチェンジする新型「9-5」も導入する予定と言う。

(正田拓也)
2010年 10月 1日