フィアット グループ オートモービルズ ジャパンは10月5日、「アバルト 500（チンクエチェント）」の電動ソフトトップモデル「アバルト 500C」を発売した。価格は339万円でステアリング位置は右のみ。

　ボディーカラーは、スペシャルソリッドホワイト/レッド、ソリッドグレーのほか、グレー/グレー、ブラック/ホワイトの2トーンカラー「ピコローレ」を用意。ソフトトップのカラーはグレーだが、ピコローレ（ブラック/ホワイト）のみブラックの設定となる。

　電動ソフトトップは、ルーフ前端からリアウィンドーまで開くスライディングルーフ式を採用し、ハイマウントストップランプはソフトトップに一体化される。ガラス製のリアウィンドーは、熱線式デフロスターも内蔵する。

ボディーカラーはスペシャルソリッドホワイト/レッド、ソリッドグレーのほか、グレー/グレー、ブラック/ホワイトの2トーンカラー「ピコローレ」を設定する

ピコローレ（ブラック/ホワイト）のみブラックのソフトトップカラーを採用し、そのほかのモデルはグレーカラーとなる

　アバルト500と同じ直列4気筒DOHC 1.4リッターターボエンジンを搭載するが、アバルト 500の最高出力99kW（135PS）/5500rpm、最大トルク180Nm（18.4kgm）/4500rpmなのに対し、アバルト 500Cは5PSアップの103kW（140PS）/5500rpmで、最大トルクを2000rpmから発生する。さらにスポーツスイッチボタンを押せば、最大トルクは206Nm（21.0kgm）/2000rpmになる。

　トランスミッションはアバルト 500では5速MTだが、アバルト 500CはATモード付きの5速シーケンシャルトランスミッション「アバルトコンペティツィオーネ」を採用する。駆動方式は2WD（FF）。

　エクステリアでは、専用の16インチアルミホイール（タイヤサイズ：195/45 R16）、クローム仕上げのデュアルスポーツエキゾーストパイプ、サイドスカートなどを装着するほか、インテリアでは専用メーターパネル、オーディオコントローラー付きスポーツレザーステアリング、ヘッドレスト一体型レザースポーツシートなどが奢られる。

ホイールは3種類を設定

専用のレザースポーツシートやレザーステアリングを装備		ボタン式の5速シーケンシャルトランスミッション「アバルトコンペティツィオーネ」