ホンダ、フラッグシップセダン「レジェンド」をマイナーチェンジ 国内仕様として6速ATを初搭載 |
専用エクステリアなどのメーカーオプションが用意される |
本田技研工業は10月21日、フラッグシップセダン「レジェンド」をマイナーチェンジし発売した。シングルグレード構成で、価格は620万円。
今回のマイナーチェンジでは、同社の国内仕様車としては初めて6速ATを搭載。ホイールには、世界で初めて消音装置を採用し、タイヤ内部で発生する騒音を低減している。
レジェンドは、最高出力227kW(309PS)/6300rpm、最大トルク370Nm(37.7kgm)/5000rpm発生するV型6気筒 SOHC 3.7リッターエンジンを搭載し、SH-AWDにより4輪を駆動する。新開発の6速ATと組み合せることで、加速性能の向上とともに加速感がリニアにつながるスムーズな変速を実現し、低速から高速までにおける動力性能と燃費性能を高い次元で両立したと言う。
インテリア | ||
国内仕様車初搭載となった6速AT。ステアリングホイールにはシフトパドルを装備する |
ホイール内部に特殊な消音装置を備えた |
また、18インチノイズリデューシングアルミホイールは、中空構造のレゾネーター(消音装置)を、ホイールを取り巻くように装着することで、道路の継ぎ目などを越える際にタイヤ内部で発生する不快な共鳴音を、共鳴吸収効果によって抑制するもの。ボディー各所に配置した遮音材/吸音材との相乗効果により、最上級セダンにふさわしい静粛性を実現したとする。
ボディーカラーは、新色のグラファイトラスター・メタリック、ポメグラネイト・パールを含め、全5色。4985×1845×1455mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2800mmで、ボディーサイズの変更はない。
地デジ(12セグ/ワンセグ)受信に対応したHDDインターナビシステムとプログレッシブコマンダー(リアカメラ付)を標準装備としたほか、メーカーオプションとして、モーションアダプティブ EPSやACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)などの安全装備セットにしたアドバンスパッケージと、専用エクステリアや専用チューニングサスペンション、本革ステアリングなどをセットにしたユーロパッケージを用意している。
(編集部:谷川 潔)
2010年 10月 21日