自販連（日本自動車販売協会連合会）と全軽自協（全国軽自動車協会連合会）は11月5日、2010年10月の車名別販売台数を発表した。

■エコカー補助金終了の影響が続く登録車
　10月のベスト3は、プリウス、フィット、カローラ。プリウス、フィットのみが1万台を超えており、カローラが今年初めて3位に食い込んだ。

　台数的には10月も9月同様、エコカー補助金（環境対応車普及促進対策費補助金）終了の影響が見て取れ、ほとんどの登録車が前年より台数を減らしている。ベスト10内ではステップワゴンの109.9％、ベスト10外ではモデルチェンジを行ったエルグランドの846.6％が目立つ数字となっている。また、ベスト10の常連だったセレナは、モデルチェンジが近いことから20位（2151台）となり、トヨタとホンダでベスト10が占められる結果となった。

2010年10月の登録車車名別販売台数ランキング

■ワゴンRが首位を取り返す
　全軽自協の10月の軽自動車販売台数ランキングでは、ワゴンRが5月以来の首位となった。6月～9月まで首位だったタントは2位となっている。この2台は累計でも激しい争いとなっており、1月～10月までの累計でワゴンRが16万7295台、タントが16万7499台。3位はムーヴで、5月以降この3台がトップ3を占めている。

　9月はベスト10内の車種はすべて対前年比80％以上だったが、10月は80％以下となるものが多く、今後どのような推移となっていくのかが注目される。

2010年10月の軽自動車車名別販売台数ランキング