BMW、APEC記念の20台限定「7シリーズ サミットエディション」 APECの首脳移送用に特殊装甲の防弾車を提供 |
ビー・エム・ダブリューは、「7シリーズ」の特別仕様車「サミットエディション」を、11月16日に発売した。価格は1098万円。
同社は11月13~14日に横浜で開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議で、首脳の移送車両として、7シリーズの防弾車「760Li ハイセキュリティ」を20台提供した。
サミットエディションはこれを記念したもので、20台限定で販売される。
ベースは3リッター直列6気筒DOHC直噴パラレルツインターボエンジン+6速ATを、ショートボディーに搭載する「740i」。760Li ハイセキュリティと同じソフィスト・グレー・ブリリアント・エフェクトのボディー・カラー、オイスターのシート・カラー、19インチ・ホイールを装備する。
さらにコンフォート・パッケージ(フロント・コンフォート・シート、フロント・ベンチレーション・シート、4ゾーン・オートマチック・エア・コンディショナー)、電動ガラス・サンルーフ、オートマチック・トランクリッド・オペレーション、ソフト・クローズ・ドア、サンプロテクション・ガラス(リア、リア・サイド・ウインドー)、専用インテリア・バッヂを備える。
なお、サミットエディションは、11月17日~27日の間、東京のBMWグループスタジオ(千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウ・サウスタワー1階)に展示される。
760Li ハイセキュリティは、特殊鋼製の装甲と、厚さ約6cmのセキュリティ・ガラスを備え、防弾性能のガイドラインである「BRV 2009」の認証を世界で初めて取得した車両。ドア、ルーフ、ピラー、前席フットスペース、キャビンとラゲッジスペースの間のバルクヘッドが装甲パネルで覆われ、アンダーフロアにも特殊装甲パネルを装着。ボディシェルの継ぎ目など構造的に弱い部分は、専用設計のクリアランス・カバーで覆われる。
(編集部:田中真一郎)
2010年 11月 16日