日産、FFハイブリッドセダン・コンセプト「エリュール」、LAショーで公開 2.5リッタースーパーチャージャー+1モーター+2クラッチ搭載 |
日産自動車は、11月17日(現地時間)に米国で開幕したLAオートショーで、コンセプトカー「エリュール」を展示した。
FFのハイブリッドパワートレーンを搭載するセダンのコンセプトカー。ハイブリッドシステムは「フーガ ハイブリッド」と同じく1モーター2クラッチ構成だが、前輪を駆動するのが異なる。エンジンは4気筒2.5リッター スーパーチャージャー付きで、モーターの出力は25kW。バッテリーはリチウムイオンを採用する。
エリュールの外観の大きな特長はまず、FFであることを隠さないこと。観音開きのドアを持つキャビンは、全長に比して大きく取られ、位置も前進しており、さらに短いトランクリッドをつなげることで室内の広さが外観からも想像できるフォルムになっている。また、フロントフェンダーの「ドレープ」と呼ぶ2本のキャラクターラインにより、張り出したフロントホイールハウスを強調している。
また、空力にも配慮され、グリルやホイールなどの開口部は、空気抵抗を低減しつつデザインに影響を与えないよう、透明パーツで覆う手法が採られている。
さらに、グリルにはサムライの装束である「裃」、リアエンドには神社の「鳥居」といったように、日本の伝統的なイメージを取り入れている。
(編集部:田中真一郎)
2010年 11月 18日