トヨタ、コンパクトカー「ラクティス」をフルモデルチェンジ 多彩なグレードをラインアップ |
トヨタ自動車は11月22日、コンパクトカー「ラクティス」をフルモデルチェンジして発売した。価格は144万5000円~184万8000円。
グレード | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
X | 直列4気筒DOHC 1.3リッター | CVT | 2WD(FF) | 144万5000円 |
L’epice | 149万5000円 | |||
G | 158万円 | |||
X | 直列4気筒DOHC 1.5リッター | CVT(7速スポーツシーケンシャルシフトマチック) | 154万5000円 | |
L’epice | 159万5000円 | |||
G | 168万円 | |||
S | 178万5000円 | |||
X“Vパッケージ” | 4WD | 165万円 | ||
X | 171万3000円 | |||
L’epice | 176万3000円 | |||
G | 184万8000円 |
新型ラクティスは、3995×1695×1585mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2550mmのコンパクトボディーに、ゆとりある室内空間や使い勝手のよさを両立した2ボックスモデル。
標準グレードの「X」、上級グレードの「G」に加え、専用のフロントバンパー、グリル、内装色、シート表皮を採用した「L’epice(レピス)」、独アウトバーンや欧州のカントリーロードなどで鍛え上げた専用サスペンション、スタビライザーなどを装備するスポーツグレードの「S」を設定。さらに車いす仕様車としては日本初となる型式認定を取得した車いす仕様車もラインアップする。
X、G、レピスの各グレードに最高出力70kW(95PS)/6000rpm、最大トルク121Nm(12.3kgm)/4000rpmを発生する直列4気筒DOHC 1.3リッターと、最高出力80kW(109PS)/6000rpm、最大トルク138Nm(14.1kgm)/4400rpmを発生する直列4気筒DOHC 1.5リッターエンジンを設定。Sは1.5リッター搭載車のみの設定となる。1.3リッター搭載車は2WD(FF)のみ、1.5リッター搭載車は2WDと4WDを選択できる。
トランスミッションは1.3リッター車、1.5リッター車ともにCVTで、1.5リッター車は7速スポーツシーケンシャルシフトマチックとCVT SPORTモードを搭載した「ACTIVE CVTシステム」を装備する。
10・15モード燃費は1.3リッター搭載車が20.0km/L、1.5リッター搭載車は2WDが20.0km/L、4WDが18.4km/Lで、2WD車は「平成22年度燃費基準+25%」を、4WD車は「平成22年度燃費基準+15%」をそれぞれ達成。さらに全グレードとも「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」を取得しており、エコカー減税(環境対応車普及促進税制)によって自動車取得税と自動車重量税は2WD車が75%減税、4WD車と車いす仕様車が50%減税に適合する。
1.5G 2WD(サテンブルーマイカメタリック) | ||
1.5G(ディープアメジストマイカメタリック) | 1.5レピス(ライトブルーマイカメタリック) | 1.5S(ブラックマイカ) |
インテリアでは、従来モデルよりもリアシートの奥行きとシートバック高を30mm、クッション厚を10mm拡大し、座り心地のよさを高めるとともに、フロントシートに薄型シートバックを採用したことで後席空間は広い足下スペースを実現した。
ラゲッジルームではデッキボードの高さを2段階で調整できるアジャスタブルデッキボードを採用し、高さのある荷物(最大1.2m)などを収納できる。また、ラゲッジスペースの開口幅は60mm拡大したほか、2WD車はラゲージスペース側面のレバー操作でリアシートをフロア下に格納できる「6:4分割チルトダウン機構リアシート」を採用する。
そのほか、従来モデルでも装備された、開放感のある大型パノラマルーフ(開口長1260mm×開口幅820mm)はGグレードに設定される。
(編集部:小林 隆)
2010年 11月 22日