トヨタ、個性際立つSUV「FJクルーザー」を日本導入 アウトドアでの使い勝手を追求した装備を満載 |
トヨタ自動車は、本格4WD車「FJクルーザー」を12月4日から発売する。価格は314万円~332万円。
FJクルーザー | FJクルーザー“オフロードパッケージ” | FJクルーザー“カラーパッケージ” | |
価格 | 314万円 | 332万円 | 324万円 |
乗車定員 | 5名 | ||
サイズ(全長×全幅×全高)[mm] | 4635×1905×1840 | ||
ホイールベース[mm] | 2690 | ||
トレッド(前/後)[mm] | 1605/1605 | ||
重量[kg] | 1940 | ||
エンジン | V型6気筒DOHC 4リッター | ||
最高出力[kW(PS)/rpm] | 203(276)/5600 | ||
最大トルク[Nm(kgm)/rpm] | 380(38.8)/4400 | ||
燃料消費率(10・15モード燃費)[km/L] | 8.4 | ||
トランスミッション | 5速AT | ||
最小回転半径[m] | 6.2 | ||
タイヤサイズ | 265/70 R17 |
全グレードともV型6気筒DOHC 4リッターエンジンを搭載 |
FJクルーザーは2006年に北米市場で発売されたモデルで、大開口観音開きドアのほか、直立したフロントウインドーガラス、丸目ヘッドランプ、ホワイトカラーのルーフなどを採用し、力強さとモダンさを融合した個性的なデザインに仕立てた。
グレードは標準モデルの「FJクルーザー」のほか、ドアトリムにボディー同色のパネルやシフトノブ、4WDトランスファーノブにシルバー塗装などを施した「FJクルーザー“カラーパッケージ”」、ビルシュタイン製モノチューブショックアブソーバー(単筒式)や、砂地やぬかるみなどで片輪が空転した際に駆動力を両輪に同等に配分するリアデフロックなどを標準装備する「FJクルーザー“オフロードパッケージ”」の3モデル。いずれもV型6気筒DOHC 4リッターエンジンを搭載する。
FJクルーザー(ホワイト) | FJクルーザー“オフロードパッケージ” | |
FJクルーザー“カラーパッケージ” | FJクルーザー“カラーパッケージ” | |
ツートーン イエロー | ツートーン ブルー | ツートーン ブリックレッドメタリック |
ツートーン グレーメタリック | ツートーン ブラック | ツートーン ベージュ |
ボディーはフルフレーム構造を採用し、車両全体でねじりや曲げに対する剛性を高め、強度と耐久性を確保した。サスペンション形式は、フロントがダブルウィッシュボーン、リアがトレーリングリンク車軸式を採用。ショックアブソーバーは本格4WDとしての乗り心地を追求してチューニングを施したと言う。
駆動方式はパートタイム4WD。トランスファーレバーを備え、乾燥した鋪装路面での走行に適した「2輪駆動モード(H2)」、悪路・氷雪路など滑りやすい路面での走行に適した「4輪駆動ハイモード(H4)」、急な坂道や泥ねい地など、特に大きな駆動力が必要な場合に適した「4輪駆動ローモード(L4)」を設定する。
パートタイム4WDシステムのイメージ。左から2輪駆動モード、4輪駆動ハイモード、4輪駆動ローモード |
前後左右のショックアブソーバーを中間ユニットを介して対角線で連結し、ロールやピッチングを抑えるX-REAS(Relative Absorber System:相互連携ショックアブソーバーシステム)をオプション設定する。写真左がフロント、右がリア | |
FJクルーザー“オフロードパッケージ”が標準装備するビルシュタイン製モノチューブショックアブソーバー。写真左がフロント、右がリア |
インテリアでは、防水・撥水加工を施したファブリックシートのほか、フロアおよびデッキカーペットに汚れても清掃しやすいラバー調素材を採用し、アウトドアなどでの使い勝手を考慮。また、ドアハンドルやシフトレバー&トランスファーノブ、ヒーターコントロールパネルのダイヤルスイッチなどを大型化し、厚手の手袋を着用したままでも使いやすい仕様となっている。
両側とも大開口の観音開きドアを採用し、室内へのアクセス性を高めた | アナログメーター(メーター照度コントロール付) | 本革巻きの3本スポークステアリングを装備 |
大型シフトレバーノブ&トランスファーノブ(ウレタン+メタルカラー塗装) | リアシートは片側ダブルフォールディングが可能 | ラゲージルームのサイズは1085×925×878mm(荷室長×荷室幅×開口部高)。後席を倒せば荷室長は1505mmまで広がる |
FJクルーザー(ボディーカラーはホワイト)のインテリア | |
FJクルーザー“カラーパッケージ”(ボディーカラーはツートーン イエロー)のインテリア | |
FJクルーザー“カラーパッケージ”(ボディーカラーはツートーン ブルー)のインテリア | |
FJクルーザー“オフロードパッケージ”(ボディーカラーはツートーン ブラック)のインテリア |
同社のWebサイトでは、自分好みのアクセサリーやパーツを組み合わせて見積もりのシミュレーションが行える「MyFJ」(http://cp.toyota.jp/myfj/)を同日公開。カスタムした内容を各販売店に持参すると、パーツ組み付けから納車までをサポートするサービスを行う。
なお、FJクルーザーの発売を記念し、12月4日13時から東京 お台場のアミューズメント施設「メガウェブ」(東京都江東区青海)で「FJクルーザー デビューショー」を開催。チーフエンジニアによる車両紹介やゲストタレントらによるトークショーが行われる。
また、MyFJではグランプリ受賞者1名にFJクルーザーをプレゼントする「オリジナルFJデザインコンテスト」を開催する。投稿・投票の受付期間は12月4日13時30分~2011年1月14日17時まで。
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(編集部:小林 隆)
2010年 11月 25日