トヨタ、スマートフォン向けテレマティクスサービス「スマートG-BOOK」 Androidは12月1日から、iPhoneは12月1日以降サービス開始 |
トヨタ自動車は、スマートフォン向けテレマティクスサービス「スマートG-BOOK」のサービスを開始する。Android搭載スマートフォンは12月1日から開始し、iPhoneはApp Store公開時期の関係で12月1日以降サービス開始予定となる。また、携帯電話向けの「G-BOOK mo」も12月1日にサービス開始する。
スマートG-BOOKは、専用のアプリケーションを用いるサービスで、「音声ガイド付通信ナビ(目的地までのルート案内)」、オペレーターに口頭で目的地の設定を依頼できる「オペレーターサービス」、事故や急病時に、現在位置を自動送信して、緊急車両を要請できる緊急通報サービス「ヘルプネット」、自宅のパソコンで作成したドライブ計画を共有できる「ドライブプラン」など、純正ナビゲーションと同等のG-BOOKサービスを提供するもの。
音声ガイド付通信ナビ(目的地までのルート案内)には、ユビークリンクの「G-BOOK全力案内ナビ」を利用し、基本サービスとして車ナビや徒歩ナビが行えるほか、ユビークリンクが独自に生成しているプローブ交通情報を用いて、渋滞を避けたルートを案内することができる。
また、iPhone向けのプレミアムオプションとして、VICS情報やMyルート案内(経由地設定)などが用意されるほか、Android向けにはプレミアムアプリとして同様の機能が提供される。
価格はiPhone/Androidとも基本サービスは6カ月間900円で利用可能。iPhoneのプレミアムオプションは6か月間700円(合計1600円)で提供され、Androidの場合プレミアムアプリが6カ月間1600円で利用できる。
サービス対象は、G-BOOK会員またはGAZOO会員。これまでG-BOOKサービスは、G-BOOK対応カーナビ搭載車でのみ提供されていたが、スマートG-BOOKはGAZOO会員に登録し、スマートG-BOOKの利用登録をすれば、トヨタ車以外のユーザーなど誰でも利用できる。
なお、ヘルプネットは、安心安全サービスを広く普及させたいとの観点から無料で提供される。
起動画面 | メニュー画面 | ナビ画面 |
オペレーターに電話をかけ、目的地設定することもできる | ヘルプネット画面 |
オペレーター依頼による、目的地設定の流れ |
現時点の対応機種は、iPhone 3G/3GS/4(ソフトバンクモバイル)、Android搭載スマートフォンではIS01/IS03(au)、Xperia(NTTドコモ)、HTC Desire(ソフトバンクモバイル)となっており、新機種に順次対応し対象機種を増やしていくと言う。また、Android搭載スマートフォンの場合、スマートフォンが衝撃を検知すると緊急通報ボタンが自動的に表示され確実に通報できる「通報支援機能」を提供する。
そのほか、トヨタの販売店でauのスマートフォンを購入した場合、スマートG-BOOK登場キャンペーン期間中(12月1日~2011年3月末)は、同サービスを6カ月間無料で利用できる。
(編集部:谷川 潔)
2010年 11月 30日