キャラバン チェアキャブ

　日産自動車は、ワンボックスバン「キャラバン」にポスト新長期規制対応ディーゼルエンジンを搭載したモデルを追加し、12月24日に発売した。また、特別仕様車「DX V Limited II」を同日発売した。

　さらに、オーテックジャパンは同ディーゼルエンジン搭載車をベースとする福祉車両「キャラバン チェアキャブ」を同日発売した。

　新たに搭載されるディーゼルエンジンは「ZD30DDTi」。3リッター直列4気筒DOHCの直噴ターボで、最高出力は96kW（130PS）/3450rpm、最大トルク265Nm（27kgm）/1600-3450rpmを発生。コモンレール式燃料噴射装置、クールドEGR、DPFなどでポスト新長期規制、自動車NOx・PM法、首都圏ディーゼル車規制条例に適合し、搭載車（2WD）の10・15モード燃費は8.2～8.9km/L、JC08モード燃費は8.4～8.8km/Lとなっている。

　DX V Limited IIは、「DX」をベースに、メッキグリル、メッキバックドアハンドル、電動格納式リモコンメッキ広角ミラー、本革巻きステアリング、スエード調トリコット生地のフロント＆セカンドシート、フルリクライニング・ピロー付きセカンドシート、セカンドシートELR付き3点式シートベルト（中央席2点）、防眩ルームミラー、プライバシーガラス、助手席パワーウインドーなどを装着した。ボディーカラーは専用色のディープカシス、ミスティックブラックのほか、ブリリアントシルバー、ブレードシルバー、ホワイトが用意される。

　チェアキャブは、車イスのまま乗降できる全自動リフターや、電動大型スライドストップや手動3段ステップ、大型手すりなどを装備した福祉車両。シート配置により3つの仕様が用意される。