スズキ、「MRワゴン」をフルモデルチェンジ 新開発R06A型エンジンを搭載し、燃費は25.5km/L |
スズキは1月20日、軽乗用車「MRワゴン」をフルモデルチェンジし、発売した。価格は113万1900円~151万950円。
MRワゴン X | MRワゴン G |
機種 | エンジン | トランスミッション | 駆動方式 | 価格 | 10・15モード燃費 | エコカー減税 |
G | 直列3気筒 DOHC 0.66リッター | CVT | 2WD(FF) | 113万1900円 | 25.5km/L | 75%減税 |
4WD | 124万9500円 | 23.0km/L | ||||
X | 2WD(FF) | 121万5900円 | 25.5km/L | |||
4WD | 133万3500円 | 23.0km/L | ||||
T | 直列3気筒 DOHC 0.66リッター ターボ | 2WD(FF) | 139万3350円 | 22.5km/L | ||
4WD | 151万950円 | 21.5km/L | 50%減税 |
新型MRワゴンでは、新開発の直列3気筒 DOHC R06A型エンジンを搭載。G、Xでは自然吸気仕様を、Tではターボ仕様を搭載する。このR06A型エンジンは、吸排気にVVT(可変バルブタイミング)機構を持ち、低燃費、低速トルクの向上、静粛性、軽量化を特長とすると言う。
自然吸気は最高出力40kW(54PS)/6500rpm、最大トルク63Nm(6.4kgm)/4000rpm、ターボは47kW(64PS)/6000rpm、最大トルク95Nm(9.7kgm)/3000rpmで、10・15モード燃費は、自然吸気・2WD車で25.5km/L、ターボ・2WD車で22.5km/L。
R06A型 DOHC 吸排気VVTエンジン | R06A型 DOHC 吸排気VVTターボエンジン |
エンジンのほか、ボディーの軽量化にも配慮。ボディーサイズは3395×1475×1625mm(全長×全高×全幅)で、ホイールベースは2425mm。高張力鋼板を効果的に使用するなどで、クラス最軽量の790kgを達成したと言う(G・2WD車)。
エクステリアでは、Aピラーの角度を起こすことで、前席に解放感のある広い空間を確保し、フロントデザインは、前面から側面へスムーズにつながるラウンドした面構成に、個性的な半円モチーフのヘッドランプを採用している。ボディーカラーは新色のピンク色「カシスピンクパールメタリック」をはじめ、全6色を設定する。
パールホワイト | アロマティックアクアメタリック | ミルクティーベージュメタリック |
カシスピンクパールメタリック | メタリックカシミールブルー | アーバンブラウンパールメタリック |
室内は、2120mmの室内長(Gは室内長2055mm)を確保。XとTでは、レバー式の運転席シートリフターとチルトステアリングを標準装備している。リアシートは固定シート(G)と160mmスライド可能なスライドシート(X、T)を設定。リクライニング機構は、固定シートで15段、スライドシートで6段設けている。
このMRワゴンでは、フラットなブラックパネルに、白いスイッチ表示が浮かび上がる静電容量式のタッチパネルオーディオを採用。指先で軽く触れたりスライドさせることで操作でき、iPodなどのデジタルオーディオプレーヤーやUSBメモリーなどを接続できるUSBソケットを専用オーディオ装着車に標準装備している。
インテリア | タッチパネル式オーディオ |
新型MRワゴンの発表会の模様は、追って掲載する。
(編集部:谷川 潔)
2011年 1月 20日