市光工業のLEDヘッドライトが日産「リーフ」に標準搭載

2011年1月24日発表



 市光工業は1月24日、日産の電気自動車「リーフ」に同社のLEDヘッドライトが標準搭載されたと発表した。

 このヘッドライトはロービーム用で、白色LEDを使用。従来は3つのLEDが必要とされていたが、高出力LEDの採用や、光学設計、熱解析シミュレーションにより2つに削減。ランプ1個あたりの消費電力を、ハロゲンランプの約4割、HIDの約5割となる23Wに抑えた。

 さらにLEDは寿命がHIDの2倍で、瞬時の点灯が可能としている。

 リーフ用ヘッドライトの光学ユニットは、2枚のリフレクター(反射板)を組み合わせて、凸レンズを廃した。完全リフレクター制御のLEDはヘッドライトはこれが世界初としている。

 これにより部品点数が減ってコストが下がり、ユニットを軽量で薄くできた。またデザインの自由度が高いため、リーフでは気流を分散してドアミラーを避け、風切り音や空気抵抗を低減するヘッドライトの形状を実現した。

リフレクター式光学ユニットユニットの光学原理

(編集部:田中真一郎)
2011年 1月 24日