スズキ、「スプラッシュ」を一部改良、ESPを標準装備 パワートレーン一新、キーレススタート採用など |
スズキは、「スプラッシュ」を一部改良し、2月22日に発売した。価格は128万7300円。横滑り防止装置「ESP]を標準装備とし、4万8300円の値上げとなっている。
スプラッシュは独オペルと共同開発したAセグメントのコンパクトカー。ハンガリーのマジャールスズキで生産され、日本に輸入されている。用意されるのは1.2リッターエンジン、CVT、2WD(FF)の組み合わせの1モデルのみ。
最も大きな変更点はパワートレーンで、新型スイフトやソリオと同様の組み合わせに変更された。
エンジンの型式は改良前と同じ「K12B」だが、吸気側に加えて排気側にも可変バルブタイミング機構「VVT-i」を備えた新型に換装。最高出力は65kW(88PS)/5600rpmから67KW(91PS)/6000rpmに、最大トルクは117Nm(11.9kgm)/4400rpmから118Nm(12kgm)/4800rpmに向上した。
またCVTを副変速機付きの「JF015E」に変更。これらにより10・15モード燃費は18.6km/Lから20.5km/Lに改善された。新たに公表されたJC08モード燃費は19.6km/Lとなっている。
このほかキーを操作することなくドアの解錠やエンジン始動が可能な「キーレススタートシステム」を装備し、アルミホイールやシート表皮の意匠が変更されている。
新K12Bエンジン | 副変速機付きCVT | 新デザインのアルミホイール |
カラフルなインテリアを継承。シート表皮のデザインが変更された | トラクションコントロールのOFFスイッチ |
(編集部:田中真一郎)
2011年 2月 22日