ゼンリンデータコムは3月1日、携帯電話向けWebサイト上から、指定した店舗などの場所の地図を表示するサービス「地図ナビリンク」の提供を開始したと発表した。「地図表示機能」と、その場所までのルートを地図上で確認できる「ルート表示機能」の2つで、情報料無料（別途パケット通信料必要）で利用できる。

　これは店舗や施設などの位置を携帯電話向けWebサイトで情報発信している企業および個人の向けのサービス。情報発信者のWebサイトに、「地図ナビリンク」で作成したURLを埋め込むことで、ゼンリンデータコムの地図サービス「いつもNAVI」または「ドコモ地図ナビ powered by いつもNAVI」にリンクされ、指定した場所の地図や、そこまでのルート検索ができるもの。

　従来のIPリンクサービスから、地図ナビリンクへと名称変更されたもので、IPリンクサービスの利用者は自動的にサービス移行となり、手続き不要で地図ナビリンクを利用できる。

　対応する携帯電話キャリアは、地図表示機能に関してはNTTドコモ、au、ソフトバンク、ルート表示機能に関しては、iモード対応のFlashLite対応機種のみが使用可能。

情報発信者の携帯サイト（例）	「地図を見る」をクリックすると、地図が表示される	「ルートを表示」をクリックすると、現在地からのルート検索ができる。iモード対応のFlashLite対応機種のみが利用可能

　なお、URLをクリックして最初に表示される地図表示と、徒歩や一般道を使ったクルマのルートは無料で表示されるが、そこからの地図スクロールや拡縮、電車や高速道路を使ったルートを表示する場合は、地図やルートを閲覧するユーザーの有料会員登録が必要となる。