国交省、東日本大震災発生により自動車検査証の有効期間を伸長
対象は東北4県、関東1都7県および沼津自動車検査登録事務所の管轄

2011年3月14日発表



 国土交通省東北運輸局災害対策本部、関東運輸局災害対策本部、中部運輸局自動車技術安全部は3月14日、東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の発生により、東北4県、関東1都7県および沼津自動車検査登録事務所管轄の自動車検査証の有効期間を伸長すると発表した。

 地震による被害が甚大であり、当面継続検査を受けることが困難であることから実施される。

 対象は、東北4県(青森県、岩手県、宮城県、福島県)、関東1都7県(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県)、沼津自動車検査登録事務所管轄の静岡県沼津市、熱海市、伊東市、三島市、御殿場市、富士宮市、富士市、裾野市、伊豆市、伊豆の国市、賀茂郡、田方郡、駿東郡。

 いずれの地域も、2011年3月11日~4月10日の間に自動車検査証の有効期間満了を迎える車両は、2011年4月11日まで自動車検査証の有効期間が伸長される。東北地域では約20万台が、関東地域では約94万台が、沼津自動車検査登録事務所管轄では約4万台(いずれの地域も軽自動車を含む)が対象になる。

 これにともない、有効期間伸長の適用を受けた自動車の自動車損害賠償責任保険(共済)の契約期間は、伸長された期間内の継続検査を申請する時までに契約すればよいことになる。

 なお、対象地域の復旧状態に応じ、有効期間は最伸長される場合もあるとしている。

(編集部:小林 隆)
2011年 3月 15日