SUPER GTを運営するGTアソシエイションは、4月2日、3日に開催予定だったSUPER GT第1戦「岡山GT300kmレース」を、延期すると発表した。代替日程およびチケットについては現在検討中で、決定次第、発表する。

　東日本大震災（東北地方太平洋沖地震）の発生に伴い、各方面に深刻な影響が出ていることと、現在の社会情勢を鑑みて延期を決定した。第2戦以降の大会については予定どおり開催する方向で進めているが、今後の状況によって変更を受ける場合もある。

　代表の坂東正明氏は今回の決定について、「本年のSUPER GT レースの開幕を心待ちにされていた全国のファンの皆様、岡山大会の観戦を楽しみにされていた方には誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。SUPER GT、そしてモータースポーツ界全体で何ができるか、しっかりと考えてできる限りの援助を引き続き議論し、行動していきたいと考えております」と述べている。

　なお、第1戦および第2戦「富士GT400kmレース」を「東日本大震災復興チャリティ大会」と位置づけ、入場料などの収益の一部や、チャリティオークションの売上全額を東日本大震災の義援金として寄付することを発表しているが、今シーズンすべてのレースをチャリティ大会として開催すると言う。