エクソンモービル、被災地域に燃料100万Lを無償提供

2011年4月7日発表



 エッソ、モービル、ゼネラルブランドでSS(サービスステーション)を展開するエクソンモービルは4月7日、東日本大震災で被害を受けた岩手県、宮城県、福島県の自治体に対し、燃料100万Lを無償提供すると発表した。

 東日本大震災の発生以降、被災地を中心に石油製品の供給能力が低下し、燃料不足が問題となっていたが、同グループにおいては3月28日に東北地方の給油所の6割以上が再開するなど、徐々に回復傾向にある。

 今回の燃料の無償提供は同グループの復興支援の一環として行われるもので、10L単位の燃料券(合計100万L)を3県の自治体に提供。利用者はこの券と引き替えにガソリン、灯油、軽油を受け取ることができる。

 利用者の選定は各自治体によって行われ、避難施設の暖房、在宅高齢者への介護サービス維持、建設車両の燃料補給、被災住民の支援など、各地域ごとで優先順位を決定し、対象者に配布する。引き替えは4月11日から行われる。

(編集部:小林 隆)
2011年 4月 7日