NEXCO東日本、東北道・三陸道・仙台東部道の被害状況
約77km区間、44個所が損傷

2011年4月8日14時発表



 NEXCO東日本(東日本高速道路)は、4月7日23時32分ごろ発生した、宮城県沖を震源とする地震に伴う、被害状況等について発表した。

 8日14時現在の発表では、東北自動車道 古川IC(インターチェンジ)~水沢IC、三陸自動車道 利府中IC~仙台港北IC、仙台東部道路 仙台東IC~仙台港北ICが通行止めとなっている。(仙台北部道路 利府JCT[ジャンクション]~利府しらかし台IC、三陸自動車道 利府JCT~利府中ICは、4月8日14時通行止め解除)。

 今後の解除見込みについては、東北道 古川IC~一関IC間および三陸道 仙台港北IC~利府JCT間が8日夕方、仙台東部道 仙台東IC~仙台港北ICおよび東北道 一関IC~平泉前沢IC間、前沢IC~水沢IC間(下り)については、4月9日午前中をそれぞれ目指している。

 ただし、比較的被害の大きかった、東北道 平泉前沢IC~水沢IC間(上り)については、数日を要する見込みとなっている。

 最新の道路状況については、NEXCO東日本の情報Webサイト「ドラぷら」(http://www.driveplaza.com/)、JARTIC(日本道路交通情報センター)のWebサイト(http://www.jartic.or.jp/)を確認のこと。

 今回の地震による被害は、交通の支障となる主な損傷が4路線、約77km区間の44個所。路面の段差(最大約20cm)又はクラック(ひび割れ)などが発生した。

 とくに、東北道 平泉前沢IC~水沢IC間(上り)の盛土構造個所においては、盛土変状(道路路肩部の盛土が高さ約20m、長さ約30mにわたって崩れ)が生じており、仙台東部道 仙台東IC~仙台港北IC間(上下線)の橋梁部においては、橋桁が水平方向に5cmほどずれ、ジョイント部の路面に段差が生じた。

東北道 平泉前沢IC~水沢IC(上り)盛土変状仙台東部道 仙台東IC~仙台港北IC(上り、下り)桁水平方向ずれおよび段差仙台東部道 仙台東IC~仙台港北IC(上り、下り)桁水平方向ずれおよび段差

(編集部:谷川 潔)
2011年 4月 8日