ツインリンクもてぎ、ロードコースなどで路面にうねりや亀裂が発生
6月中の営業再開を目指す

東日本大震災により被害を受けたツインリンクもてぎ。完全な復旧は6月中の見込み

2011年4月11日発表



 ツインリンクもてぎを運営するモビリティランドは4月11日、東日本大震災の発生に伴う各コースの被害状況を発表した。

 発表によると、全長4.8kmの本コース「ロードコース」と全長2.4kmのオーバルコース「スーパースピードウェイ」の一部で、路面のうねりや亀裂が発生。プロドライバーらによる安全チェックでは、走行が困難な個所が多数指摘され、さらに専門家による測量を行ったところ、指摘された個所で地盤沈下や隆起が確認された。その規模は最大で18cmだったと言う。

 また、グランドスタンド最上段のVIPスイートなどの建物にも壁面の損壊が認められた。

 同社は6月中の営業再開を目指し復旧作業を行っているが、資材の調達や作業員の確保で支障をきたしており、完全な復旧には相当の時間を要するとしている。

 なお、ツインリンクもてぎではすべての営業を休止していたが、北ショートコース、南コース、マルチコース、ダートコースのほか、モビパーク、ハローウッズ、ホンダ コレクションホール、アクティブセーフティトレーニングパーク、ホテルツインリンク、各ショップは4月16日から営業を再開する。

 営業再開個所では、義援金の受付や特別営業料金の設定などを実施し、被災地の復興支援につながる取り組みが行われる。

(編集部:小林 隆)
2011年 4月 11日