独アウディ、プレミアムコンパクトSUV「Q3」 6月に本国で発売 |
独アウディは4月13日(現地時間)、新型コンパクトSUV「Q3」を発表した。Q3は、Qシリーズの末弟に位置づけられ、これまではスケッチのみが公開されていた。実車は、中国 上海で開幕する「オート上海2011」(会期:4月19日~28日)で、ワールドプレミアされる。本国での発売は6月で、価格は2万9900ユーロ(約365万円)から。日本国内への導入は未定。
Q3 2.0 TFSI | ||
Q3 2.0 TDI |
クーペのようなスタイリングは、スポーティなアイデンティティを象徴しており、フラットなリアウィンドーとともにその性格を強調していると言う。ボディーサイズは、4390×1830×1600mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2603mmで、Cd値は0.32。駆動方式は、2WD(FF)と4WDのクワトロをラインアップし、エンジンフードとテールゲートにアルミ、そのほかに超高張力鋼板を多用することで、2WDモデルのベースグレードで1500kg以下の車重を実現している。
ラゲッジルームは通常時460L、リアシートを倒した際には1365Lの容量となる。フロントの助手席も前方に倒すことができる。
ラゲッジルーム。リアシートは6:4の分割可倒式 |
搭載されるエンジンは、発売初期には2種類のガソリンエンジンと、1種類のディーゼルエンジンが用意され、後にディーゼルエンジンが1種追加される。いずれも直列4気筒の2.0リッターエンジンで、ガソリンエンジンの2.0 TFSIでは最高出力125kW(170HP)と155kW(211HP)が、ディーゼルエンジンの2.0 TDIでは103kW(140HP)と130kW(177HP)がラインアップされる。
2.0 TFSI(125kW)と2.0 TDI(103kW)は、6速MTと組み合わされ前輪を駆動、2.0 TFSI(155kW)と2.0 TDI(130kW)は、7速デュアルクラッチATのSトロニックと組み合わされ、クワトロシステムによって全輪を駆動する。
2.0 TFSIモデルでは、0-100km/h加速が6.9秒、最高速は230km/h以上になる。
内装面においては、ラグジュアリー仕様で多くの追加装備が用意され、14スピーカーのボーズサラウンドサウンドシステム、HDDカーナビ、高解像度の7インチディスプレイをラインアップ。携帯電話とのBluetooth接続により、ルートをGoogle Earthに表示できる機能を持つ。
(編集部:谷川 潔)
2011年 4月 13日