エム エル ジェイは、クッションタイプの妊婦用シートベルト装着補助具「タミーシールド」を5月23日に発売する。価格は1万5750円。

　従来の3点式シートベルトを妊婦が利用する場合、腰ベルト部分が下腹部上を通るため、ブレーキ時などに腹部を圧迫させてしまう可能性があった。

　今回発売されるタミーシールドは、従来の3点式シートベルトを利用しながら下腹部を圧迫しないよう装着できるもの。クルマのシートに固定した本体に金属フックを備え、腰ベルト部分を金属フックに通すことで両大腿部を固定する。

　タミーシールド本体は、前席では本体装着用ベルトを使い、座席の後ろ側でバックルでつなぎ固定する。後席では座面に置くだけで利用できる。

　本体のクッションは航空機や長距離バスなどで採用される難燃性の生地を使い、長距離移動にも対応する。高張力ステンレス鋼を使うことで本体に重量感を持たせ、座席シートからクッションがずれないような工夫がなされる。

　本体のアタッチメントは、立てる、寝かせる、取り外しが可能で、妊婦の体型に合わせての調節を可能とした。

　サイズは約430×465×40mm（幅×奥行き×高さ）、重量は約3.5kg。カラーはグレーとクリームのツートンカラーのみ。強度試験については、オーストラリアの主要試験機関（RTA）による高速衝突試験や、さまざまな強度試験に合格したとしている。

本体に金属フックを備え、腰ベルト部分を金属フックに通すことで両大腿部を固定させる。これにより妊婦の腹部を圧迫させないようにできる