国交省、日本車の技術・基準を国際標準とする取り組み 自動車基準認証国際化行動計画 |
2011年6月6日発表
国土交通省は6月6日、自動車基準認証制度の国際化を進める「自動車基準認証国際化行動計画」を公表した。
この行動計画は、安全・環境性能に優れる日本車(日本メーカー)の基準を国際標準化へと働きかけていくという取り組み。この取り組みの背景として、自動車の流通が国際的に拡大しており、国ごとに異なる自動車に関する技術的な安全・環境基準を調和させること(基準調和)、その基準に基づいて各国が自動車に与える認証を一方の国が与えれば互いに承認し合うこと(相互承認)という国際標準化に対するニーズが世界的に高まっていることを挙げている。
具体的な取り組みとしては、日本の技術・基準をアジア諸国などと共同で国際標準化。アジアの成長と「安全・安心」の普及を実現しつつ、日本企業がより活動しやすい環境を整備していく。行動計画の4つの柱としては、「日本の技術・基準の戦略的国際基準化」「アジア諸国との連携」「全世界的かつ車両単位の相互承認の実現」「基準認証のグローバル化に対応する体制の整備」が挙げられている。
(編集部:谷川 潔)
2011年 6月 6日