独BMW、MINI初の2シーター3ボックス「MINIクーペ」の概要を発表 |
独BMWは6月6日(現地時間)、「MINIクーペ」の概要を発表した。
2009年のフランクフルト・モーターショーで発表したコンセプトカー「MINI クーペ・コンセプト」の量産版であり、MINI初の2人乗りモデル。ボディースタイルはリアデッキを持つ3ボックススタイルに改められ、フロントウインドーが寝かせられている。
ボディーサイズは3728×1683×1378mm(ジョン・クーパー・ワークスとクーパーSは3734×1683×1384mm)、ホイールベース2467mmで、全長×全幅はMINIハッチバックとほぼ同様だが、全高は約30mm低くなっている。
MINIクロスオーバーでも採用された「ヘルメットルーフ」デザインが採用され、ルーフ後端はルーフスポイラーとなっている。また、トランクリッドにも80km/h以上で自動的に起き上がるアクティブリアスポイラーが装備される。
エンジンは155kW(211HP)/6000rpm、260Nm(192lb-ft)/1850-5600rpmの直列4気筒DOHC1.6リッターターボが「MINIジョン・クーパー・ワークス クーペ」に、135kW(184HP)/5500rpm、240Nm(177lb-ft)/1600-5000rpmの直列4気筒DOHC1.6リッターターボが「MINIクーパーS クーペ」に、90kW(122HP)/6000rpm、160Nm(118lb-ft)/4250rpmの直列4気筒DOHC1.6リッターが「MINIクーパー クーペ」に搭載される。またディーゼルターボを搭載した「MINIクーパーSD クーペ」も用意される。トランスミッションは6速MTと6速AT。
前後重量配分に配慮されているほか、電動パワーステアリング、DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)、DTC(ダイナミックトラクションコントロール)が標準で搭載され、EDLC(エレクトロニックディファレンシャルロックコントロール)がオプションで用意される(ジョン・クーパー・ワークスには標準装備)。
発表された写真はリアセクションにカモフラージュが施されているもの。正式な発表スケジュールや価格は明らかにされていない。
(編集部:田中真一郎)
2011年 6月 7日