独BMW、新型「1シリーズ」の概要を発表
後輪駆動を継承、パワーユニットは1.6リッターターボに

2011年6月5日(現地時間)



 独BMWは6月5日(現地時間)、新型「1シリーズ」の概要を発表した。

 1シリーズは2004年に初代が登場したCセグメント車で、発表されたのは2代目。初代は5ドア、3ドア、クーペのバリエーションが用意されたが、2代目は5ドアボディーのみが発表されている。

 初代はこのセグメント唯一の後輪駆動を採用し、2代目もこれを継承した。全長が85mm、ホイールベースが30mm伸ばされたほか、前トレッドが51mm、後トレッドが72mm広げられている。

 ガソリンエンジン2モデルとディーゼルエンジン4モデルが用意される。ガソリンエンジンは2モデルとも直列4気筒DOHC1.6リッター ツインスクロールターボだが、「116i」が100kW(136HP)/4400rpm、220Nm/1350-4300rpm、「118i」が125kW(170HP)/4800rpm、250Nm/1500-4500rpmとチューンが異なる。どちらもバルブトロニックやダブルVANOSを装備している。

 トランスミッションは標準では6速MTまたは6速ATだが、オプションで8速ATが用意される。どのトランスミッションにも、アイドリングストップ機構が付く。

 また「ドライビング・エクスペリエンス・スイッチ」により、「コンフォート」「スポーツ」に加え「エコ プロ」モードに車両設定を切り替えることができる。

 サスペンションはフロントがダブルジョイントクロスストラット、リアが5リンク。

 各モデルにはエクステリアやインテリアが異なる「スポーツライン」と「アーバンライン」の2種類のバージョンが用意される。スポーツラインにはスポーツシートと赤いステッチ入りの本革巻スポーツステアリング、ハイグロスブラックのインテリアトリムにマットコーラルのアクセントストライプ、専用サイドシル、ブラックエキゾーストパイプエンドなどを装備。ドライビング・エクスペリエンス・スイッチに「スポーツ+」モードが追加されるほか、キドニーグリルなどのバーがハイグロスブラックとなる。

 アーバンラインはツートーンのクロス/レザーシート、レザースポーツステアリング、ブラック&ホワイトのアクリルのグラスインテリアトリム、などを装備。キドニーグリルなどのバーがクロームになる。

スポーツライン

アーバンライン

(編集部:田中真一郎)
2011年 6月 7日