ダイムラーAG、燃費性能を大きく改善した新型「Mクラス」公開 |
独ダイムラーAGは6月9日(現地時間)、プレミアムSUV「Mクラス」の新モデルを公開した。
今回発表された新型Mクラスでは、ディーゼルエンジン2モデル、ガソリンエンジン1モデルをラインアップし、Cd値0.32という空力性能に優れるボディーを身に纏った。
ディーゼル車では、150kW(211hp)/500Nmを発生する直列4気筒 2143ccエンジン搭載の「ML 250 ブルーテック 4MATIC」と、190kW(258hp)/620Nmを発生する直列4気筒 2987ccディーゼルエンジン搭載の「ML 350 ブルーテック 4MATIC」の2モデルをラインアップし、いずれもディーゼル排出ガス処理システム「BlueTEC(ブルーテック)」を組み合わせ、排出ガス規制EURO6に対応する。
ガソリンエンジン車は、225kW(306hp)/370Nmを発生するV型6気筒 3498ccガソリンエンジンを搭載した「ML 350 ブルーテック 4MATIC」の1モデルで、EURO5に対応。
EU基準のNEDC総合燃費では、ML 250 ブルーテック 4MATICが6.0~6.5L/100kmを実現しており、これは満タンで1500kmを走れる数値と言う。
一方、ガソリンエンジンのML 350 ブルーテック 4MATICが搭載するV型6気筒エンジンでは、高噴射圧(最大圧力200bar)のピエゾインジェクターやスプレーガイド式燃焼システムなどの技術を投入し、6.8~7.4L/100kmとした。
いずれのモデルも現行モデルより燃費性能が向上し、平均で25%改善できたとしている。
(編集部:小林 隆)
2011年 6月 10日