トヨタ、EV/PHV向け200V充電スタンド「G-Station」 7月上旬から販売、28万円から |
2011年7月上旬発売
28万円、44万8000円
トヨタ自動車とトヨタメディアサービスは、電気自動車(EV)/プラグインハイブリッド車(PHV)向けに充電スタンド「G-Station(ジーステーション)」を共同で開発。トヨタメディアサービスから、7月上旬に発売される。価格は、基本タイプとなる「TM-GSEV2A0081」が28万円、人感センサーや音声操作ガイダンス、ディスプレイなどが付いた高機能タイプの「TM-GSEV2B0081」が44万8000円。
基本タイプのTM-GSEV2A0081 | 高機能タイプのTM-GSEV2B0081 |
G-Stationは、いずれも200Vの充電スタンド。非接触型IC カード「FeliCa」の認証機能に加え、通信機能に対応する。インターネットを介して、米マイクロソフトと共同で開発中のグローバルクラウドプラットフォーム「トヨタスマートセンター」に接続でき、利用者は充電完了の通知をメールで受け取ることができるほか、G-Stationの位置や空き状況をスマートフォンや携帯電話を通じて確認することができる。
設置者は、利用者ごとの使用履歴の確認や、必要により、使用回数や時間に応じた課金やポイント供与などをできるほか、G-Stationの稼動状態の遠隔からのモニター、G-Stationの位置情報に応じた情報発信が可能となっている。
また、トヨタのG-BOOK対応ナビやスマートフォン向けの情報サービスsmart G-BOOKでは、付近のG-Station をナビ地図上に表示すると同時に目的地としてルート設定が可能で、トヨタスマートセンターを通じて、G-Stationの位置情報や空き状況はオープンな情報としてデータを公開し、一般の地図情報サイトへの掲載や、市販ナビへの掲載も可能としている。
トヨタメディアサービスは、全国のトヨタ販売店に対しG-Stationを販売するほか、順次、ショッピングモールやファミリーレストランなどの集客施設にも販売を拡大し、2012年末までに約3000台の販売を見込んでいる。
TM-GSEV2A0081の本体サイズは、220×400×1400mm(幅×奥行き×高さ)、重量は45kg。TM-GSEV2B0081の本体サイズは、330×480×1400mm、重量は55kg。国内主要PHV/EV全車種に対応し、通信ネットワークは、有線LAN、WiMAX、CDMAをサポートする。
なお、G-Stationは、6月15日~17日に東京ビッグサイトで開催される「スマートグリッド展2011」のトヨタブースに展示される。
(編集部:谷川 潔)
2011年 6月 14日