フェラーリ、「458 イタリア」のオープンモデル「458 スパイダー」公開
アルミ製のリトラクタブル・ハードトップを採用

458 スパイダー

2011年8月23日(現地時間)発表



 伊Ferrariは8月23日(現地時間)、ミッドシップスポーツカー「458 イタリア」のオープンモデル「458 スパイダー」を、第64回フランクフルトモーターショー(プレスデー:9月13日~14日、一般公開:9月15日~25日)で世界初公開すると発表した。

 458 スパイダーは、アルミニウム製フル・リトラクタブル・ハードトップを採用。これは従来のソフトトップよりも約25kg削減した軽量タイプのもので、エアロダイナミクスやパフォーマンスを損なわないようデザインしたと言う。ルーフの開閉に必要な時間は約14秒。ルーフはシート後方のラゲッジスペースに収納される。

 また、オープントップ時の快適性を確保するため、可変式電動ウィンド・ストッパーを装備。これによりコクピット内の空気流を穏やかにし、200km/hを超えても通常通り会話ができるとしている。

 アクセル・ペダルのマッピングやマルチリンク・サスペンションの減衰力などは、オープントップでの走行状態に合わせて改良が施された。

 ボディーサイズは4527×1937×1211mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベース2650mm。乾燥重量は1430kg。458 イタリアと比べ全高が2mm低くなるが、重量は50kg増える。前後重量配分は42:58。

 パワートレーンは、458 イタリアと同じV型8気筒 4.5リッター直噴エンジンに7速F1デュアルクラッチギアボックスを組み合わせる。最高出力は570CV/9000rpm、最大トルクは540Nm/6000rpm。最高速は320km/h、0-100km/h加速は3.4秒未満。燃料消費量は11.8L/100kmと公表している。

(編集部:小林 隆)
2011年 8月 24日