フォルクスワーゲン、9年振りに復活した4代目「ゴルフ カブリオレ」 |
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、オープンモデル「ゴルフ カブリオレ」を10月1日に発売する。1グレードのみの設定で、価格は399万9000円。先代モデルは2002年に販売終了しており、実に9年振りの復活となる。
ゴルフ カブリオレ | |
全長×全幅×全高[mm] | 4260×1780×1430 |
ホイールベース[mm] | 2575 |
前/後トレッド[mm] | 1525/1500 |
乗車定員[名] | 4 |
重量[kg] | 1470 |
エンジン | 直列4気筒DOHC 1.4リッターターボ+スーパーチャージャー |
最高出力[kW(PS)/rpm] | 118(160)/5800 |
最大トルク[Nm(kgm)/rpm] | 240(24.5)/1500-4500 |
燃料タンク(L) | 55 |
10・15モード燃費(km/L) | 15.4 |
トランスミッション | 7速DSG |
ステアリング | 右 |
前/後サスペンション | マクファーソン・ストラット/4リンク |
前/後ブレーキ | ベンチレーテッドディスク/ディスク |
タイヤ | 225/45 R17 |
今回のモデルで4代目となるゴルフ カブリオレは、新開発の電動ソフトトップを採用。30km/h内での動作を可能にし、オープン時の作動時間は9.5秒、クローズ時は11秒とした。ソフトトップは3層構造で、5000Hz以上の騒音を低減して静粛性を高めている。
エクステリアはゴルフよりも低くなった全高、傾斜の強いAピラーとフロントウインドーを特徴とし、バイキセノンヘッドランプ、LEDテールランプの採用によってスポーティさを高めた。
新型のロールオーバープロテクションシステムを採用したことでロールオーバーバーを不要にし、クローズ時にクーペライクなデザインを実現したと言う。ロールオーバープロテクションシステムは、万が一の横転時に0.25秒以内に自動的に後席ヘッドレストの背後からアルミ製のバーが飛び出すことで、キャビン内の乗員を保護するもの。
ボディーカラーはダークパープルメタリック、ピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクト、サンセットレッドメタリック、リフレックスシルバーメタリックの全5色を設定する。
インテリアでは4色のレザーシートを設定。レザーシートは赤外線を反射することで、夏場のシート表面温度の上昇を抑えるクールレザーを採用。従来のレザーと比べ、最大で23度の温度上昇を抑えることができると言う。
パワートレーンは、直列4気筒DOHC 1.4リッターターボ+スーパーチャージャーエンジンとデュアルクラッチAT「7速DSG」の組み合わせで、10・15モード燃費15.4km/Lを達成。これにより、コンパクトオープンモデルとしては初となる50%のエコカー減税対象車となった。
なお、ゴルフ カブリオレはスチールルーフやBピラーを持たないオープンモデルのため、サイドシルの補強やアンダーボディーへの補強バー、エンジン下部にアルミ製カバーなどを設置することでボディー剛性を高めた。さらに、カブリオレ専用に開発された5エアバッグ(頭部保護機能付きサイドエアバッグを含む)やESP(横滑り防止装置)を標準装備することで、ユーロNCAP衝突安全テストで最高の5つ星を獲得している。
インテリア | ||
トランスミッションは7速DSG | インテリアで使われるレザーには、シート表面温度の上昇を抑えるクールレザーを採用 | 後席は5:5分割可倒式 |
ショルダー部に設けられるレバーを引けば、シートバックが倒れるとともにシート全体がスライドする | ウインドリフレクター | |
電動ソフトトップの開閉スイッチ | トランクルームはルーフの開閉に関わらず約250Lの容量を確保した | 2ゾーンフルオートエアコンディショナー |
シートカラーはセラミック | サルサレッド |
トリュフ | ブラック |
(編集部:小林 隆)
2011年 9月 8日