伊ランボルギーニ、レース車ベースの「ガヤルド LP 570-4 スーパートロフェオ ストラダーレ」 |
伊ランボルギーニは9月12日(現地時間)、フランクフルト・モーターショーで「ガヤルド LP 570-4 スーパートロフェオ ストラダーレ」を発表した。
2008年に発表されたワンメイクレース用車両「ブランパン スーパートロフェオ」をベースとしたガヤルドのトップモデル。150台限定で生産される。
車体色は「ロッソ・マーズ」と名付けられた赤で、イタリアのナショナルカラーをイメージした。車体の赤と際立つように、リアスポイラーとエンジンフード、フロントエアインテークはマットブラック、ホイールはハイグロスブラック、ロッカーパネルカバーとリアディフューザー、ミラーカバーはハイグロスのカーボンファイバーポリッシュで塗装され、オプションでルーフをグロスブラック、グリジオテレスト、ビアンコ・モノセルスで塗装できる。インテリアも黒とロッソ・マーズの組み合わせで、カーボンファイバーが使用される。
エンジンはガヤルドLP570-4スーパーレジェーラの90度V型10気筒5.2リッターで、最高出力419kW(570HP)/8000rpm、最大トルクは540Nm/6500rpm。トランスミッションは6速セミAT「e.gear」で、タイヤのスリップを最小限にしてレーススタートができる「スラスト・モード」を備える。駆動方式は4WD。フロントブレーキは8ピストン、リアブレーキは4ピストンを採用する。オプションでカーボンセラミックブレーキを装着できる。
カーボンファイバーを大型の可変リアスポイラーやエンジンフードに採用し、乾燥重量をLP 560-4より70kg軽い1340kgに抑え、2.35kg/HPのパワーウェイトレシオを実現した。この結果、0-100km/h加速は3.4秒、0-200km/h加速は10.4秒、最高速度は320km/hとなった。
このほかレース用にロールケージや4点式シートベルト、消火器などがオプションで用意されるほか、携帯電話用のBluetooth接続、盗難防止システム、および前車軸を高くできるリフティングシステムなどの快適装備も用意される。
(編集部:田中真一郎)
2011年 9月 13日